東京五輪代表争い、ライバルに1年越し雪辱 徹底研究で「紙一重」制す

西日本スポーツ 末継 智章

 フェンシングの全日本選手権最終日は26日、東京都港区のニューピアホールで各種目の決勝が行われ、フルーレは女子で菊池小巻(セガサミー)が辻すみれ(朝日大)を破り、頂点に立った。男子は23歳の松山恭助(JTB)が昨年優勝の永野雄大(中大)に15-4で快勝。菊池、松山ともに4年ぶり2度目の優勝。

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 女子フルーレの菊池(熊本市出身)が昨年決勝で敗れた辻に雪辱した。

 12-12で突入した第3ラウンド開始直後。「辻選手が得意なのはコントラ(カウンター)アタック。焦って取りに行ってはいけない」と冷静に剣をさばき、両者のランプが同時につく紙一重の勝負をものにした。以降3連続得点で4年ぶりの頂点に。「落ち着いて試合ができた」とほほ笑んだ。

 果敢なアタックが持ち味だが、昨年は辻の防御に手を焼いて完敗。19日の準決勝を突破して決勝での再戦が決まると、1週間かけて相手のカウンター対策を練った。「我慢すべきところは我慢すると決めていた」。今回は粘って取った点も多く、戦いの幅が広がった。

 日本は女子フルーレ団体での東京五輪出場枠を確保し、リザーブも含めて4人に出場資格がある。世界ランキング上位の上野と東晟良の代表入りは確実。34位の菊池は日本勢3番手で、同5番手の辻(42位)らと争う。

 今大会の結果は代表選考に直接影響はないが、激戦種目を制した意義は大きい。「今後の国際大会でも存在感を見せる」と自信に満ちていた。 (末継智章)

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