激しいJ1昇格争い、史上初ケースの可能性 「5年周期」のデータも

西日本スポーツ 松田 達也

 J2は26日から後半戦となる第22節が始まった。前半戦は首位にギラヴァンツ北九州、3位にV・ファーレン長崎、4位にアビスパ福岡がつけ、九州の3クラブが激しい上位争いを繰り広げた。史上初となる九州からの複数クラブのJ1昇格という可能性に向け、各クラブの戦いを点検し、後半戦を展望した。

   ◇   ◇   ◇

 J2の前半戦は九州の3クラブが上位をにぎわした。序盤は長崎が首位をキープし、夏場にかけて北九州が9連勝を達成するなどで入れ替わって首位浮上。9月に入ると、福岡が6連勝で昇格圏内を視界に捉えてきた。

 最も勢いに乗るのは福岡だ。9月は7試合負けなしで、下位から一気に急浮上。就任1年目の長谷部監督の戦術も浸透しつつあり、J1昇格圏内に迫ってきた。

 福岡の好調を支えるのは中盤を担う松本と主将の前の存在が大きい。松本は8月20日に加入し、同23日の栃木戦で初出場。以降は全試合に出場中で的確な配球と攻守のバランス感覚を生かす。「チームメートとたくさん話して、それぞれの特徴も分かってきた。慣れればもっとよくなる」と手応えを深めている。

 前は新型コロナウイルスの感染後、今月5日の山口戦で復帰。そこからチームの連勝が始まった。「みんながいてこその自分。みんなの助けになるプレーをしたい」。献身的な守備と長短のパスを使った展開力でチームにリズムを生み出している。

 福岡にとって過去の吉兆データも後押しする。2005、10、15年とJ1昇格を達成しており、今年は5年周期の“昇格当たり年”。歴史が繰り返されるか。

 リーグ最多タイの得点力を生かす北九州は9連勝が止まった後も勝ち点を積み重ね、勢いに陰りが見られない。長崎は9月に入って6戦勝ちなしの足踏み状態ながら、ホームで7勝2分けという「不敗神話」を支えに地元から再びの上昇機運を醸成したいところだ。

 後半戦の幕開けとなる第22節は26日からで、27日には長崎-福岡戦、10月4日に福岡-北九州戦、同17日にも北九州-長崎戦が組まれている。J1参入プレーオフのない今季の昇格枠は二つのみ。直接対決の勝敗が鍵となるだけに、狭き門を巡って、3クラブの激しいバトルは過熱していく。 (松田達也)

PR

アビスパ福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング