電光掲示板に辛辣メッセージも 消えないロッテ・アレルギーに危機感

西日本スポーツ 石田 泰隆

タカ番記者コラム「好球筆打」

 ◆ロッテ8-4ソフトバンク(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 やっぱりこの時期の野球は、やるのも見るのも屋外に尽きる。何と言っても気候が最高だ。暑くもなければ、寒くもない。湿度もそれほど高くなく、カラッとしているから本当に心地よい。

 中でもデーゲームは格別だ。もちろん、個人的な感想ではあるがすがすがしい気分というか、開放感で満たされる。締め切り時間に追われないといった、誠に勝手なこちらの都合も関係しているかもしれないが。

 それにしても久々だなと思ってホークスの屋外でのデーゲームを調べると、意外にも今季初だった。ドーム球場を本拠地としない楽天、ロッテとは8月に6連戦を戦ったが、夏真っ盛りだったため、週末の試合もナイターだった。だから、この日の屋外デーゲームが心地よいと感じたのか。

 ただ、肝心の試合はそうはいかなかった。ホークスを応援するファンにとっては心地よい瞬間などほとんどなく、ストレスばかりがたまる試合だったはずだ。主導権を握られた初回の失点は死球→四球→失策からの3連続長短打で一挙4失点。2回も四球絡みで3失点と早々に大勢は決した。

 また「マリンフェスタ」と銘打たれた今試合では、ファン投稿のコメントがリアルタイムで電光掲示板に映し出されていた。大半が初回から大量得点したロッテへの応援メッセージで「きょうは久々にボコボコにできそう」といった歓喜するものから、中には「工藤監督は何の対策してきたの?」といった辛辣(しんらつ)なものまであった。もしかしたら我慢ならないホークスファンが送ったメッセージかもしれないが…。

 いずれにせよ、今回もまたロッテに屈した。これで今季のロッテ戦は4カードすべてで負け越していることになる。打線は4、5回で4点を返し、投手陣も5回以降は無失点と踏ん張ったが、肝心の白星を手にできず。カード負け越しが続く限り、ロッテ“アレルギー”も払拭(ふっしょく)できまい。これでゲーム差も再び1と詰め寄られた。

 試合前、工藤監督はシーズンのラストスパートについて語っていた。「投手が持つという意味では20試合ぐらい。スパートというのは、今までやってきた中の体力がどれだけ持つかが僕の中でのラストスパート。それができるのは20試合」。勝負のムチを入れるまでの残り14戦中、対ロッテが3試合。ムチを入れてからも6試合。夕暮れ時に歓喜するロッテファンを見ながら、どことなく危機感を覚えた。 (石田泰隆)

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