ソフトバンク、天敵のロッテ美馬に今季全敗も…苦境の中で差した光明

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ロッテ8-4ソフトバンク(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 痛すぎる完敗の中でも収穫はあった。大量ビハインドの展開でも気持ちを切らさず、美馬に一太刀を浴びせた。まずは7点を追う4回だ。1番周東からの3連打で無死満塁の大きなチャンスをつくると、4番中村晃が美馬の変化球を左前にはじき返した。

 「点差があったので次につなぐことを考えた」。初回の4失点につながる自らの失策を取り返すこの適時打が口火となった。1死から釜元が押し出し四球を選び、松田宣の右犠飛でこの回3得点。1点を追加された後の5回は無死一、二塁からグラシアルが甘く入った直球を見逃さずに中前へ運んだ。「センターにいい打球が打てた。ビハインドだったし点を返せて良かった」。この適時打で4点差に迫り、この回限りで美馬を降板に追い込んだ。

 工藤監督は美馬に5回で7安打を浴びせ、4点を奪った打線を評価した。「粘り強く見えた。あと一歩というところ。前半に7点を取られても、しっかりチャンスはつくることができた」。楽天時代の昨季も1勝3敗、対戦防御率1・97といいように転がされてきた天敵右腕には今季4度の対戦で全敗。負けはしたが光が見えた内容に「これが次の戦いに結びついてくれたらいい」と前を向いた。

 今カードは全3戦で2桁安打。3試合連続は今季3度目で、一時の不調を脱した打線の状態は確実に上向いている。3カード連続で負け越し中の悪い流れを仙台で打破する。 (長浜幸治)

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