琴奨菊、現役続行「もう1回、四股を踏んで頑張ります、と」佐渡ケ嶽親方

西日本スポーツ

 元大関の琴奨菊(福岡県柳川市出身)が現役を続行し、再起を目指す。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が28日、明らかにした。西前頭11枚目だった秋場所は左ふくらはぎの肉離れで休場、再出場して2勝10敗3休。11月場所(両国国技館)では、15年余の在位を誇る幕内から十両への転落が確実となっている。

 佐渡ケ嶽親方は「もう一回、四股を踏んで頑張ります、と言ってきた。このままけがで終わりたくないという気持ちが見えた。納得するまで取らせたい」と説明。秋場所中は取組後に千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋へ戻ると、稽古場に下りて四股と立ち合いの確認を繰り返し、その姿からも「引退の気持ちはなく、現役続行への強い思いが伝わってきた」と語った。

 琴奨菊は千秋楽のリモート取材で進退に関し明言しなかったものの「けがをして踏めなかった四股の大事さを感じた。前を向いて頑張っていきたい」と話していた。現在は治療に専念している。

 右胸、膝に足首、肩、腰と数々のけがを乗り越えてきたが、秋場所中に負傷したふくらはぎは初めて。コロナ禍で増えた自分の時間をトレーニングと独自の稽古、体のケアに充てて鍛え直し、体重も自己最重量の186キロに増えるなど、場所前は好調だっただけに悔しい思いを募らせていた。

 相撲への情熱は冷めていない。土俵と真摯(しんし)に向き合って自己を磨く関取最年長、36歳の挑戦は続く。

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