大関昇進の正代 リモート会見は1時間、取組後の取材も「皆勤」

西日本スポーツ 手島 基

 土俵を離れても新大関は「至誠一貫」だ。正代のコロナ禍での取材対応は、朝乃山と貴景勝の両先輩大関を既に超えている。

 朝稽古の各部屋や国技館の支度部屋に入れず、力士に接触できない現状で、声が聞ける唯一の場が取組後のリモート取材。義務ではなく、モニターの前で立ち止まって記者の質問を受けるかは力士の意思による。正代は秋場所、数少ない“皆勤力士”だった。初優勝に大関昇進の重圧と闘った終盤戦も自分の言葉で誠実な受け答えを貫いた。

 千秋楽翌朝の一夜明けリモート会見は1時間も質問に答えた。朝乃山の昇進時に実施できなかった伝達式前日の使者待ち会見には電話で応じた。質問は当然、口上の文言に集中。「ばらしてもいいんですかね」と言いながら「四字熟語です」と明言した。マイクや電話を通しても語尾が聞こえなかったり、意味不明だったりはない。やりとりに人柄がにじんだ。

 晴れの昇進伝達式後の会見では「(熊本は災害で)悪いニュースが立て続いているので元気なニュースを届けられたのでは。地元の方も一緒に元気になっていただきたい」。質問する記者の後ろにいる、故郷の人々やファンが見えているに違いない。 (手島基)

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