首位ソフトバンク 天敵&王者を乗り越えろ 残り試合の半分以上がロッテ戦と西武戦

西日本スポーツ 山田 孝人

〈鷹番が見た〉

 3年ぶりのリーグ優勝に向け、2位ロッテと2ゲーム差の首位に立つソフトバンク。残り28試合とV奪回へのゴールは見え始めたがその道のりは険しい。今季も大きく負け越すロッテとの9試合はもちろん、鍵を握りそうなのが2年連続リーグ王者西武との10試合。きょう6日からの3連戦を含めて6試合が、3年連続で黒星が先行するメットライフドーム。難敵との計19試合を乗り越えた先に歓喜の晩秋が待っている。

【日程】カモメと獅子だらけ…

 勝負の10月に入り、ソフトバンクは4連勝と好調をキープする。2位のロッテが2ゲーム差で追ってくるものの、首位は死守。3年ぶりのリーグ優勝へ、残されたレギュラーシーズン28試合をいかに乗り切るか。約1カ月にわたる最終盤の戦いは、対戦カードの偏りが目立ち、簡単にはいかなさそうだ。

 ロッテとの対戦が最も重要であることに疑いの余地はない。ペイペイドームでの2カード、ZOZOマリンでの1カードの3連戦ずつ、計3カード9試合の結果がパ・リーグ覇権の争いの行方を決めていくことになる。昨季は8勝17敗で今季もここまで4勝10敗1分け。書き尽くした感すらある“鬼門”のZOZOマリンでは3勝5敗1分け、本拠地でも1勝5敗。工藤監督はこの日の投手練習に顔を出さなかったため、その胸の内は聞けなかったが、「借りを返さないといけない」とこれまで口にしてきた難敵だ。

 ただロッテだけでなく、V奪回ロードに大きな影響を与えかねない相手が2年連続リーグ王者の西武だ。今季は下位に沈んでいるとはいえ、ホークスはここまで8勝6敗と圧倒できているわけではない。最多の10試合が残され、うち6試合は2017年から3年連続で負け越しているメットライフドームでの顔合わせ。今季も開幕2カード目の敵地6連戦で2勝4敗と負け越した。

 コロナ禍で中止となった8月2日の西武との1試合は、11月9日に本拠地で開催されることが発表された。工藤監督がかねて「ラストスパート」と位置づける残り20試合中、ラスト13戦の相手は西武とロッテのみという“特殊日程”だ。しかもロッテ3連戦の前カードに西武3連戦が組まれる日程になっているため、西武戦の重要度が増している。

 10月6日から始まる所沢での西武、本拠地でのロッテとの計6連戦が、そうした最終盤の「前哨戦」ともいえる。5日の先発投手練習を見守った森ヘッドコーチは「まずは各カードを2勝1敗で勝ち越していくこと。そうすれば、おのずと先は見えてくる。そのスタイルで臨んでいきたい」と意気込んだ。重要な1週間となる。 (山田孝人)

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