ボートレーサー養成所129期が入門

西日本スポーツ

■約20倍の狭き門

 1年間の厳しい訓練でプロのボートレーサーを育てる「ボートレーサー養成所」(福岡県柳川市)の第129期の入所式が6日、同養成所で行われ、1024人の志願者の中から約20倍の狭き門をくぐり抜けた52人(うち女子10人)が晴れの日を迎えた。新型コロナウイルスの影響により、普段の入所式では列席する保護者や来賓らが不参加の中、日本モーターボート競走会の潮田政明会長は「養成所の基本理念である礼と節をしっかりと身につけてもらいたい」と訓示。入所生代表の刑部亜里紗(おさかべ・ありさ、23歳、静岡出身)は「立派なボートレーサーになるために日々、努力することを誓います」と決意を述べた。

■偉大な父を超えろ

 女子の訓練生の中には、期待される公営競技の現役レーサーの2世らもいる。

 群馬出身で21歳の湯浅紀香(ゆあさ・のりか)の父はG1を2回、G2を1回制覇した伊勢崎のオートレーサー湯浅浩。ボートレースの道に進む要因になったのは、地元の桐生ボートだ。「男子に女子が混ざってレースをしている姿を見て、なりたいと思った」と競技の特性に魅力を感じ、2回目のチャレンジで扉を開いた。「一日一日を大切にして技量を身につけたい」。憧れは最年少でG1レディースチャンピオンを制した、福岡支部の大山千広だ。

 長崎出身の中嶋凛(なかしま・りん)は生粋のボートっ子。長崎支部のA級レーサー中嶋誠一郎を父に持ち「(レースの)最終日に迎えに行く時など、幼い時から父をずっと見てきた」と物心がつくころには、ボートレースが身近な存在となった。6回の受験を経て養成所への切符を勝ち取り、「合格まで結構かかったからうれしい」と喜びはひとしお。「父はもちろん、女子レーサーは遠藤エミさんに憧れています」。まだ育ち盛りの18歳が新たな一歩を踏み出す。

■「父がきっかけ」最年少の寺田空詩

 女子10人のうち、山口出身の寺田空詩(てらだ・くう)は、全入所生でも最年少の16歳。父は最高峰の舞台を主戦場に活躍するSG2冠の現役レーサー寺田祥だ。「父にペアボートに乗せてもらったことがきっかけ」とその操縦さばきに魅了され、勝負の世界に飛び込むことを決めた。「養成所では多くのことを学び、レーサーになってから役立てられるようにしたい」。“最強の親子”を夢見て、どんな困難も乗り越える腹づもりだ。

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