#村重杏奈のメンタルはみんなで守る コロナ禍、HKTファンが団結した (2ページ目)

西日本新聞 古川 泰裕

「なりすまし」巡回、総選挙、大合唱…

 HKTのファンがSNS上で団結力を発揮したのは、今回が初めてではない。

 メンバーのツイッターアカウントが「なりすまし」によって凍結された際には、率先してツイッター上を巡回。見つかるたびにファン同士で報告し合い、通報して凍結被害を未然に防ごうと奔走した。取材に対し、下野由貴(22)=1期生=は「あの時のファンの団結力ったらなかった」と振り返る。

 記憶に新しいのは2018年のAKB48選抜総選挙だろうか。前人未到の3連覇を成し遂げた指原莉乃が“勇退”。宮脇咲良(22)は指原の後を継ぎ、HKTを背負って女王の座を狙うと公言。メンバーも「グループのために」という姿勢を示すようになり、いつしか団体戦の様相を呈するようになった。そこでファンが生み出したハッシュタグが「#HKTを応援しよう」。タイミングを合わせた一斉投票、不出馬だった指原のファンも支援に回り、イベントを盛り上げた。

 チームH初代キャプテン穴井千尋の最後のコンサート(2016年)では、涙で歌えなくなるメンバーを支えようと「今、君を想う」を自然に合唱。15年の全国ツアー千秋楽(横浜アリーナ)では「白いシャツ」を大合唱し、多田愛佳(卒業生)を涙させた。

 メンバーやグループが本当に苦しいとき、支えてほしいとき、HKTのファンはその団結力を示してきた。コロナ禍の出口はいまだ見えず、グループにとっての「日常」がいつ戻るのかも分からない。だが、その心強い姿がある限り、HKTの歩みが止まることはないだろう。9年間結び続けた絆は、未知の感染症でも断ち切ることはできないと信じている。 (古川泰裕)

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