引退のヤクルト五十嵐から連絡「すいません、と」工藤監督
◆オリックス4-9ソフトバンク(15日、京セラドーム大阪)
-6回に松田宣の代打で川瀬が犠打に成功。
よく決めてくれた。プレッシャーのかかるところ。同点でもあったし、よくやってくれた。ナイスバント。
-バレンティンの代打で長谷川を起用。
投手が代わった場面だったので。あそこが勝負だなと思っていた。いやあ、すごかった。
-長谷川は初の満塁弾。
代打満塁本塁打を見るのは僕も久しぶりだと思う。追い込まれながらもよく打った。
-コロナ感染で約1カ月のブランクがあった。
休む時間が長いほど生きた球を打つのは難しいと思う。僕はバッターではないけど、投手でも1週間投げなければなかなか戻るのに時間がかかる。試合で感覚を取り戻すのは大変。そういう中でもああやって打てるのはさすがだなと。
-存在感がある。
ベテランの力は大きい。プレッシャーがかかるほど、しっかり落ち着いて打てる。メンタルの力もある。チームにとっても若手にアドバイスしてくれて、存在も大きい。自分が出て打ってとなれば、チームにより勢いがつく。ただ満塁ホームランは想像していなかった。右中間を抜けてくれたかなと思っていたら、そのはるか上をいった。
-ヤクルトの五十嵐が引退会見。
本人からも連絡があった。「監督の年までやりたかったんですけどすいません」と。彼だったら指導者になっていくと思うので、誰かが受け継いでいい投手が出てくると思う。日米通算で900試合以上投げている投手。その強さも若い人に伝えてあげて、投手コーチになるかは分からないけど、いい指導者になってほしい。長い間ご苦労さまでしたと。これからも野球界のために頑張ってほしい。お疲れさまでした。