感極まった女子バレーの長岡望悠 涙を流した会見でこみ上げた感情

西日本スポーツ 松田 達也

 バレーボールのVリーグ1部は18日、佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館などで行われ、女子の久光は昨季王者のJTに1-3で敗れて1勝1敗。2016年リオデジャネイロ五輪で日本代表入りし、今夏、代表に復帰した長岡望悠(29)が4季ぶりにVリーグの試合に出場した。開幕戦となったNECは故郷佐賀での試合に出場した古賀紗理那(24)の活躍で、3-1で岡山を破った。

■強烈スパイク「やっとここまで来た」

 こみ上げる感情を抑えきれなかった。久光の長岡は試合後の記者会見で、目頭を熱くしながら振り返った。「やっとここまで来たかな」。相次ぐ左膝のけがを乗り越え、4季ぶりにコートに立った喜びに感極まった。

 チームが第1セットを落とした後の第2セットから出場。いきなり強烈なスパイクを決めた。「私もそわそわしていたが、近くにいた皆さんの方が緊張していたのかな」。本調子とはいかなくとも、鋭いスパイクを見せて第4セットまでの出場で8得点を奪った。

 2017年に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがをし、18年に同じ箇所を故障した。リオデジャネイロ五輪に出場し、日本代表の得点源に成長。イタリアのリーグにも挑戦して活躍の場を広げながら、長い間けがに苦しんできた。

 「手術して、歩けるようになって、ジャンプできるようになって、切り返しができるようになって…。6人に入るところまでけっこうかかった。感覚を取り戻して、今の状態でできることを探している」。少しずつ歩みを進めたリハビリからの日々を振り返った。

■勝利で飾れず「もっと質上げないと」

 チームはホームの佐賀で昨季優勝のJTに敗れ、長岡の復帰戦を勝利で飾れなかった。ともに会見に出席した石井は「私たちも感極まるところがあった。だからこそ結果を出したかった」と声を詰まらせる。仲間の復帰を喜びながら、波に乗れなかった試合内容を悔やんだ。

 長岡はリーグ開幕前、東京五輪へ出場する日本代表に復帰した。「もっと質を上げないといけないけど、第一歩を踏み出せたことは良かった」。苦難を乗り越えたサウスポーの笑顔は、これから何度も見られるはずだ。 (松田達也)

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