ソフトバンクが近大の佐藤を1位指名へ 天理大左腕も上位候補に

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長が19日、オンライン取材に応じ、26日に行われるドラフト会議に向けての方針を示した。例年は本番前日に行う球団の編成会議を17日に実施。1位入札や全体のリストアップ作業をほぼ完了した。特に近年は内野手が大きな補強ポイントとなっており、すでにオリックスが公表している近大・佐藤輝明内野手(4年)の1位指名が濃厚だ。左投手も同じく補強ポイントで、天理大の森浦大輔(4年)らが上位候補に挙がっている。

 チームが3年ぶりのリーグVへラストスパートをかけている中、球団も常勝軍団構築への準備を整えている。26日に行われるドラフト会議に向けて17日に王会長、後藤社長らも出席しての編成会議を実施。1位から育成までを含めたリストアップの確認作業をほぼ完了させた形となった。

 例年はドラフト会議前日に最終的な編成会議を行うが、コロナ禍の今年は実施を避ける方針だ。永井氏は1位指名について「ほぼほぼ決まっている」と説明。全体の指名数については「そこは勘弁してください。他球団との情報戦もあり手の内は明かしたくない」としたが「1位入札に関してはその年のナンバーワンにいく」と強調した。

 現状ではオリックスが近大の佐藤、ロッテが早大の左腕、早川の指名を公表しており、今年のドラフトはこの2選手が投打の「目玉」とみられている。永井氏は1位指名選手の明言こそ避けたが「われわれとして一番いい選手にいく。それで抽選になっても変えることはない」と説明。チームの補強ポイントと近年の指名傾向を踏まえても、佐藤の1位指名が濃厚とみられる。

 球団は2017年に清宮(日本ハム)、18年に小園(広島)、昨年は石川(中日)と次世代の内野の要と期待して3年連続で内野手を指名したが、いずれも抽選で外した。チームの内野手は内川が38歳で、松田宣が37歳。内野の要である今宮も来季が30歳シーズンとなる。近未来を担う内野手の獲得は球団にとって近年の大きな課題であり、その点においても佐藤はぴたりとマッチする選手だ。

 187センチ、92キロと恵まれた体格を持つ佐藤は、近大OBの巨人・二岡3軍監督が持っていたリーグ通算記録(1982年以降の新リーグ)を更新する14本塁打を放った大砲だ。三塁の守備も含めた走攻守で球団は高く評価。3人のスカウトが足を運び面談した7日には、福山アマスカウトチーフが「(本人が)40盗塁を目指したいと話していた」と話すなど、「ポスト松田宣」「柳田2世」となりうる可能性も秘めている。

 19日、永井氏は指名選手の明言を避けつつ、佐藤について「スケールの大きい野手。そんなに毎年出てくるようなタイプではない。日本人の大砲になる可能性がある」と改めて高評価を口にした。ただドラフト当日まではまだ約1週間あり、「変更などあれば、リモートなどで会議を行う可能性はある」とも説明した。

 また、球団にとっては左投手も補強ポイントの一つで、担当スカウトが密着マークを継続している天理大の森浦らも上位候補に入っているとみられる。

 ◆抽選6連敗中 ソフトバンクは昨年まで3年連続でドラフト会議の最初の1位に高校生野手を指名したが、いずれも競合し抽選で外した。外れ1位も17年に2度、18年に1度抽選で外しており昨年までくじ引きは6連敗中。最初の1位指名が野手の場合は07年中田翔(日本ハム)、08年大田泰示(巨人→日本ハム)、09年今宮健太(ソフトバンク)、17年清宮幸太郎(日本ハム)、18年小園海斗(広島)、19年石川昂弥(中日)と高校生が続いており、大学生野手に限ると、05年希望入団枠の松田宣浩までさかのぼる。

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