ソフトバンクが最短Vへ先発ローテ変更 驚きの候補も

西日本スポーツ 長浜 幸治

 さあ、マジック点灯ウイーク! 福岡ソフトバンクのリーグ最強先発陣がVへの歩みを加速させる。ここまで今季最長タイの8連勝中。シーズン序盤は不安定な時期もあったが、今回の連勝中に7戦連続で先発投手に白星がつくなど、10月の先発防御率は2・31でリーグトップだ。20日から日本ハム、西武と続く6連戦の先陣には笠谷が先発。最短で21日に優勝マジック8が点灯するだけに、上昇気流に乗って歓喜のゴールへ一気に突き進む。

 大詰めを迎えた優勝争いの重要な6連戦の初戦で先発マウンドに立つのは、伸び盛りの23歳左腕だ。19日、ペイペイドームでの先発投手練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した笠谷は「いい波を壊さないよう、試合をつくれれば勝てるチャンスはある。野手の皆さんが点を取ってくれると思うので。自分のできることをやりたい」と鼻息を荒くした。

 2週連続で左腕が「週アタマ」を任されたのは、指揮官の信頼が深まっている証しでもある。13日のオリックス戦で5回無失点と好投し3勝目をマーク。8月以降に先発した7試合で2勝負けなし、防御率1・09と期待に応えてきた。

 今季は主にショートスターターとして起用され、ここまでの調整もあくまで中継ぎとしてのものだったが、先週の6連戦から試合前は先発投手の練習に加わるようになった。工藤監督は「先発の一人として考えようと(コーチと)話し合った」と説明した上で、「自分の球を信じて投げられるようになってきている」と左腕の成長を口にする。

 先陣を切る笠谷の後には強力な「5本柱」が控えている。先発投手の登板日ごとのチームの勝敗は東浜=13勝3敗、和田=10勝3敗2分け、石川=10勝4敗1分け、千賀=8勝7敗、ムーア=5勝4敗1分けと全員が貯金をつくり、合計すると25。チーム全体の貯金を四つ上回っている。特に10月に入ってからの安定感が際立っており、月間の先発防御率は2・31でリーグトップの数字だ。

 悲願のリーグ優勝奪回に向け、先発ローテーションも最善の形とする。日本ハム戦は21日が順番通りの中6日で千賀、22日はムーアが中5日で回る見込み。福岡に戻っての西武3連戦は23日に中7日で石川、24日に中6日で東浜と続き、25日は中4日で笠谷、または中継ぎの杉山、松本らが候補に挙がる。今季ロッテ戦2試合で1勝0敗、対戦防御率0・79の「カモメキラー」和田は、中8日で27日からのロッテ3連戦の初戦を任される見込みだ。

 3年ぶりの栄光へ、最短で21日に優勝マジック8が点灯する。「先発にしっかり勝ちがついている。チームとしては理想的な勝ち方ができている」。工藤監督が自信を見せる最強先発陣の力で、マジック点灯から一気に減らしてみせる。 (長浜幸治)

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