西武・高橋朋の栄光と苦悩、けじめ 晴れ晴れ語った「短くて濃い」プロ人生

西日本スポーツ 小畑 大悟

 西武の高橋朋己投手(31)が20日、今季限りの現役引退を表明し、埼玉県所沢市の球団事務所で記者会見した。通算52セーブの元守護神は「(プロ生活は)8年間と短いけど、すごく濃く、いい時間を過ごせた。幸せに終わることができた」と晴れ晴れと語った。

 左腕から繰り出す最速152キロの快速球を武器に、入団2年目の2014年から2年連続で20セーブ以上をマークしたが、その後はけがとの闘いが続いた。18年オフには育成契約を結び、支配下復帰を目指してきた。

 引退を決めたのは8月上旬。打撃投手として登板した際だった。「(左肩に)ものすごい痛みがあった。これは駄目だと自分の中で諦めがついた。投げながら決断した。自分からけじめをつけようと引退を決意した」と振り返った。

 通算160試合に登板した31歳は「昨年、首を切られてもおかしくない状況で契約してもらえたので、何とか復帰してやると思った」と明かした上で、引退の決断に至るまで「治療、トレーニング、食事、自分の中でやり尽くした」と完全燃焼を強調した。

 球団は30日のイースタン・巨人戦(カーミニークフィールド)を「引退試合」として用意。9回に打者1人と対戦予定だ。「ホームベースに届くか分からない状態なので、あまりひどい状況にならないように頑張りたい」。短く、濃かった8年間の思いの丈を込める。 (小畑大悟)

 ◆高橋朋己(たかはし・ともみ)1988年11月16日生まれ。静岡県出身。加藤学園高、岐阜聖徳学園大を経て、西濃運輸からドラフト4位で2013年入団。2年目の14年に29セーブ、15年に22セーブをマークした。通算成績は160試合に登板し、6勝5敗、52セーブ、40ホールド。防御率2.74。

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