アビスパ連勝ストップで浮き彫り 長所と背中合わせの泣き所

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆明治安田生命J2第28節 町田0-0福岡(21日・町田GIONスタジアム)

 アビ小休止-。前節首位に立ったアビスパ福岡が町田と0-0で引き分け、連勝は12で止まった。後半勝負に持ち込んだが得意の堅守速攻でゴールを奪えなかった。勝ち点は56。長崎は愛媛に4-1の大勝で同50とし、京都に0-1で敗れた北九州に代わって3位に浮上した。2位徳島は山口に3-0で快勝。同55とし、福岡との勝ち点差は1に縮まった。

 9月5日に始まった大型連勝がついに12で止まった。戻りが速い町田相手に自慢の高速カウンターが不発に終わり、14試合ぶりの無得点。過酷なアウェー4連戦を白星で締めくくれず、J2最長14連勝の更新も幻に終わった。長谷部茂利監督は「目に見えない疲れがあったのかも」と選手をかばった。

 最大の決定機は後半36分。低い右クロスに木戸が合わせたシュートはわずかにゴール左に外れた。木戸は「ワンチャンスを決めないと」と嘆いたが、それ以上に疲労も考慮して主将の前を5試合ぶりにベンチスタートさせた判断が裏目に出た。

 攻守の要を欠いたチームはボールを奪った直後にパスミスが続出。前半はシュート0本で、決定機が増えたのは後半12分に前が出場してからだった。長谷部監督は「きょう(21日)先発した両ボランチも悪くなかった」と振り返ったが、主将が前回ベンチスタートしたホーム栃木戦も試合終盤まで点を取れずに苦戦している。良くも悪くも依存度があらためて浮き彫りになった。

 とはいえ10月に入って4度目の無失点で首位を死守。連続の負けなしを14試合に伸ばした。主将の前は「負けずに勝ち点1を拾ってホームに戻れる」と胸を張る。

 終了直前にファンマが累積8枚目の警告を受け、次節から2試合停止になった。長谷部監督は「ボールを相手に手渡した行為で警告を受けた。早く試合を再開させようとした努力が目に映らなかったようで残念」と語った一方で、「他のFWにチャンス」と期待した。誰が出ても質の高い堅守速攻を繰り出せるようになれば、J1昇格はさらに近づく。中3日で迎える次戦は真価が問われる。 (末継智章)

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