「つないだ」白星、まだ伸びしろあるソフトバンク/池田親興

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク8-1西武(23日、ペイペイドーム)

 石川がインタビューで口にした「ホッとした」という言葉が印象的だった。記録的な連勝中でマジック減らしも懸かるマウンド。しかも前回登板は内容があまり振るわず、中7日と間隔を空けての登板。多くのプレッシャーに耐えて粘り、我慢の投球で結果を出した。

 得意のパワーカーブが立ち上がりから決まらず、2回は左打者に死球。右腕の位置をやや下げ、変化が横気味の軌道になっているからだ。そのため今回は決め球をほぼ封印した投球になったが、他の球種を駆使した甲斐の好リードに助けられた。

 大きかったのは、6回のピンチで併殺を取って1失点で踏ん張ったこと。あれが直後の攻撃につながった。7回にスパンジェンバーグからパワーカーブで奪った三振も次回につながる1球だった。先発投手の白星もつながった。いろんなことを「つないだ」勝利だったといえるだろう。

 打線も試合を制するイニングを「つないで」つくる強さがある。一挙4点の6回は象徴的だった。スクイズ、バント、コンパクトなスイングや右打ちでの連打…。小さな力をつないで大きな力にできている。全てを出し尽くしているのではなく、まだ伸びしろがありそうな12連勝だ。 (西日本スポーツ評論家)

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