近大佐藤を1位公表のソフトバンク 5球団競合でも勝算あり

西日本スポーツ 倉成 孝史

 プロ野球のドラフト会議が26日、午後5時から東京都内で行われる。福岡ソフトバンク、巨人は近大の大型内野手、佐藤輝明(21)の1位指名を明言。既に指名を公表しているオリックスなどを含めて競合必至だ。一方、上位指名が確実視される福岡大大濠高の153キロ右腕、山下舜平大(18)は25日、福岡市の同校グラウンドで後輩たちと練習。準硬式からのプロ入りを目指す福岡大の154キロ右腕、大曲錬(22)も同市内の同大学内のグラウンドで練習し、それぞれ「運命の日」を前にした心境を語った。

 福岡ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長が25日、オンライン取材に応じ、ドラフト会議で近大・佐藤を1位指名することを公表した。球団が会議前日に指名選手を公表するのは2年ぶり。永井本部長は「評価についてはしっかり議論して決めていたので、先方への評価を早めにお伝えするということ」と理由を説明した。

 今年のドラフトの「目玉」の一人となっている佐藤に対しては、オリックス、巨人が1位指名を公表しているほか、公表は避けながらも1位の最有力候補としている球団もあり競合は必至。当日のくじ引きは、2015年に3球団競合の高橋純、16年に5球団競合の田中の交渉権を引き当てた工藤監督が担う予定だ。

 恵まれた体格の佐藤は、近大OBの二岡智宏(現巨人3軍監督)が持っていた関西学生リーグの最多本塁打記録を更新する14本塁打を放った大砲。永井本部長は「スケールの大きい選手で日本人の大砲候補は毎年出るわけではない。こういう素材がアマチュアから出たときにしっかり獲得したい思いが一番」と改めて高い評価と獲得への強い意思を示した。

 球団は2017年に清宮(日本ハム)、18年に小園(広島)、昨年は石川昂(中日)と、次世代の要と期待して3年連続で内野手を指名したが、いずれも抽選で外した。内川が38歳で松田宣が37歳。今宮も来季で30歳を迎える。内野手の獲得は近年の大きな課題だけに、工藤監督の“手”に大きな注目が集まる。 (倉成孝史)

 ◆佐藤輝明(さとう・てるあき)1999年3月13日生まれの21歳。兵庫県出身。西宮市の仁川学院高で三塁や外野を守るが甲子園出場はなし。近大で1年春から中軸を任され、2年時の2018年には日米大学野球、ハーレム国際大会の代表入りし、明治神宮大会4強。関西学生リーグで18年秋、今秋の2度、最優秀選手を獲得。186センチ、92キロ。右投げ左打ち。

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