「不安しかなかった」「1度も踊れないかも」…V目前ソフトバンク、もう一つの戦い

西日本スポーツ 山本 泰明

 プロ野球福岡ソフトバンクホークスの3年ぶりのリーグ優勝が目前に迫った。コロナ禍の難しいシーズンを走り続けた球団公式ダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」も歓喜の瞬間を待ちわびている。

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 主戦場は選手と同じペイペイドーム(福岡市中央区)。だが感染拡大で2月のオープン戦から無観客となり、ハニーズはグラウンドに入れなくなった。やがて活動はストップ。キャプテンで3年目のMAYUMIさんは「みんな、不安しかなかった」と明かす。

 1年目のKARENさんは同期メンバー7人でオンラインで会話。厳しいオーディションを経てたどり着いた舞台が遠のき「信じたいけど、このまま一度も踊れないかも」と覚悟しながら準備を続けた。

 6月19日、公式戦が無観客で開幕。ハニーズもグラウンドに入れるようになったが、感染防止策で人数を減らして距離を保って踊り、掛け声は出せなかった。無人の観客席。MAYUMIさんは「違和感があった」と戸惑いながら「テレビやSNSの向こうで見てくれている人がいる」と笑顔を振りまいた。

 7月に観客受け入れが始まり、今は同ドームに約2万人が訪れる。満員の光景を知らないKARENさんは「想像すると楽しみだし、ぞくっとする。でも今は同じ空間にいられるだけでありがたい」。球団のシーズン終盤スローガンは「全員ホークス」。MAYUMIさんは「球場に来られない人も思いは同じだと思う。全員で喜びを分かち合いたい」と胸を躍らせた。(山本泰明)

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