17年前、覚えていますか? ソフトバンク和田に運命的な日付の一致

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 17年前の再現だ! 3年ぶりの優勝へマジック2としている福岡ソフトバンクの和田毅投手が、27日のロッテ戦(ペイペイドーム)で先発する。ペナント制覇がかかる試合で登板するのはプロ18年目で初めて。39歳でリーグ優勝決定日での勝利投手となれば、パの最年長記録となる。新人の2003年は10月27日に阪神との日本シリーズ第7戦で完投し本拠地で胴上げ投手。再び巡ってきた「10・27」に歓喜の主役となる。

 優勝が目の前に迫っていても、和やかな空気が漂っていた。ペイペイドームで行われた投手練習に参加したメンバーは、一様に穏やかな表情だった。3年ぶりのペナント奪回へのマジックは「2」。2位ロッテとの3連戦で一つ勝利すれば歓喜の瞬間が訪れる。その初戦に、チーム最年長39歳の和田がマウンドに立つ。

 プロ18年目、日米球界でプレーし酸いも甘いも経験した左腕は「実は初めてなんです」と切り出した。日本シリーズでは巨人と戦った昨年の同シリーズ第4戦と、1年目で「内弁慶シリーズ」となった2003年の第7戦でチームが日本一に立った試合で勝利投手となった。だが、ペナントレースの「Xデー」は初めての経験だ。

 「1週間前は、まさかマジック2で自分に回ってくるとは想像していなかった。それだけチーム状態が良いということ。しっかり試合をつくって勝てるように。自分にとっても大きな経験になる」

 当初は今回のロッテとの3連戦が天王山と見込まれていた。直接対決で確実にたたくため、首脳陣は今季対戦2試合で1勝0敗、防御率0・79と好相性の和田を初陣に立てた。ところが15年ぶりとなる怒濤(どとう)の12連勝でマジックは瞬く間に減っていった。

 10月11日の対戦では5回1安打無失点で7勝目をマーク。もっともこの試合は「主力が何人か抜けた状態だった」とした上で「クライマックスシリーズでも戦う可能性があるし、(今回の3連戦で)勝ち越せば嫌なイメージを付けられる」と隙はない。「チームを勝ちに導いて、それが優勝につながればいい」と強調する39歳が白星を挙げれば、リーグ史上最年長で優勝決定日の勝利投手となる。

 03年の日本シリーズ第7戦は完投し、歓喜の瞬間をマウンドの上で迎えた。その時も10月27日だった。「もう10歳若ければね」と完投Vの再現は一笑に付したが「悔いのないボールを一球一球、投げる。飛ばしていって6、7回投げられるのが理想だけど、一番はチームが勝つこと」。17年前の日本一記念日に再びチームを頂へと導く。 (鎌田真一郎)

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