天敵ロッテに5連勝 「逆転サヨナラ2ラン暴投」呼んだソフトバンクの重圧

西日本スポーツ 倉成 孝史

 ◆ソフトバンク4-3ロッテ(29日、ペイペイドーム)

 工藤ホークスが、劇的なサヨナラ勝ちで球団新となる月間20勝目を挙げた。1点を追う最終回。1死二、三塁と一打逆転勝利の好機をつくると、相手守護神の益田が松田宣に投じた2球目のシンカーが暴投となり、三走の柳田に続き、二走の釜元まで一気に生還し、土壇場の逆転劇で今季68勝目をもぎ取った。

 「(相手に)しっかりプレッシャーをかけられたからこそ、ああいうミスも出たと思う」

 工藤監督が興奮気味に振り返ったように、リーグVこそ決めても4年連続日本一へ向けて高い集中力を保ち続ける。最終回は先頭の柳田が右翼左への打球を放つと、一気に二塁を陥れた。「シングルじゃなく二塁打というところが大きかった」と指揮官が言うように、同点の走者が無死から得点圏に立ったところで、続くグラシアルは四球。一、二塁となると、指揮官も勝利への執念を見せ、栗原に犠打のサインを出すと、栗原もきっちりと成功。続く松田宣の打席でのサヨナラ暴投につなげた。

 高い集中力は攻撃だけでない。9回の守りでは1死二塁から安田の放った中前打で二走の荻野が本塁突入を狙ったが、打球を処理した柳田が素早い動きでホームへストライク送球。生還を許していれば2点差となっていたが、それを阻止し次の攻撃につなげた。

 この日負けていれば2年連続でロッテ戦の負け越しが決まっていた。劇的な逆転劇で対ロッテはこれで5連勝。ナイン一丸の集中力が、周東の歴史的快挙に花を添え、4年連続日本一へ向けての勢いもさらに強めた。 (倉成孝史)

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