チームの月間勝利記録呼んだソフトバンク東浜「親心」に応えて見えたWタイトル

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆西武3-4ソフトバンク(30日、メットライフドーム)

 工藤監督の“親心”に、絶好調の右腕が応えた。3点リードの5回。東浜は1死から連続四球で一、二塁のピンチを招いた。それでもスパンジェンバーグから見逃し三振を奪うと、山野辺は外角へ良くコントロールされたカーブで投直に仕留めた。終わってみれば8回を被安打3の無失点。自身最長タイの7連勝で9勝目を挙げた。

 走者を背負う場面も目立ったものの、要所での制球がさえた。「状態は前回ほどは良くはなかったが、ボールを散らして的を絞らせないようにしていた。何とか長い回を投げられてよかった」。10日のロッテ戦の7回以降24イニング連続無失点。右腕は納得顔でうなずいた。

 今季初の中5日での登板には意味があった。試合前の工藤監督は「あと2度投げられるようにするためです。10勝すれば、勝率(第1位のタイトル)というところもある。あまり(登板間隔を)短くするとクライマックスシリーズ(CS)にも影響してくるので、中5日であればいけると判断しました」と説明した。

 東浜は9勝1敗として、今季は10勝以上が条件となる勝率第1位を視界に入れた。そして今季の投球回が111回1/3となり、あと8回2/3で今季の規定投球回数到達。現時点の防御率2・02は、リーグトップのオリックス・山本の2・20を上回るだけに、もう一つのタイトルも見えてくる。東浜も「今後の試合も考えながら」とチーム第一の姿勢を強調した上で「優勝をして、ここからは個人の記録も意識した登板になる。意識しないと言えばうそになる」と敵地ロッテ戦での登板が見込まれる次戦に向けて意気込んだ。

 頼れる右腕の好投で、チームは10月の21勝目を挙げて月間勝利数のプロ野球記録に並んだ。リーグVを決めても一切緩まない選手たち。工藤監督は「選手が頑張ってつくった記録。選手がよくやってくれた。優勝しても自分たちの野球を貫いてくれて、しっかりやってくれた結果」とたたえた。31日の西武戦では新記録がかかる。周東の記録ラッシュの中で、チームも偉大な歴史に挑む。 (山田孝人)

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