10月以降わずか5敗のソフトバンク うち4敗が西武戦という事実

西日本スポーツ 山田 孝人

〈鷹番が見た〉

 ◆西武3-1ソフトバンク(1日、メットライフドーム)

 ソフトバンクがクライマックスシリーズ(CS)進出へ後がない西武に逆転負けを喫した。周東がベンチ登録を外れ、先発マスクはルーキー海野。ベストメンバーではないとはいえ、過去2年のファイナルステージを戦ったライバルに連勝を6で止められた。約2週間後のCS開幕へ、待ち受ける立場として相手が決まらない中で準備を進める。

 すでに3年ぶりのリーグ優勝を決めているソフトバンク。西武にも2年連続で勝ち越しを決めている。敵地で喫したこの日の黒星がシーズン成績に大きな影響を及ぼすわけではない。破竹の快進撃を見せた10月は月間22勝のプロ野球新記録を樹立し、10月以降はわずか5敗。ただ、そのうちの4敗が西武を相手に喫していることも事実だ。

 工藤監督就任6年目で最長の12連勝も1敗を挟んでの今回の6連勝も、いずれも止めたのは西武。壁となり立ちはだかったのは9月以降に確立された森脇、平良、増田の「勝ちパターン」だ。今回は先制しながら2点を追う展開へ。6回以降は4投手の継投でかわされ逃げ切りを許した。

 工藤監督も相手のブルペンの力を認める。「特長のある投手が後ろにいる。そういう投手がいいところに投げてくれば、なかなか打つのは(難しい)。きょうはしっかりコースも低めに投げられた。打つ方としては厳しいところもあった」と分析した。

 10月以降の対戦に限って見ると、森脇は4試合で4回無失点。来日4年目で初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手を10月最終戦で確定させたモイネロに次ぎ、ホールドポイントでリーグ2位につける平良は4試合3回2/3で無失点、守護神増田も5試合で5回1失点。勝ちパターンに限っていえばソフトバンクに負けず劣らずの充実度だ。

 チームはポストシーズンをにらんだ戦いへシフトした。1日はルーキー海野に初先発マスクを託し経験を積ませ、2軍で再調整していた武田も優勝決定後に登板した。9月18日以降は全てスタメンだった周東は疲労を考慮され1日はベンチ外。工藤監督は「脚の張りがあった。痛めてはいない。機会もあったので」とタイミングを見た上での欠場だったことを説明した。

 本拠地ペイペイドームで迎え撃つCSには、現在3位の西武が進出してくる可能性も十分にある。工藤ホークスに対しても実力を発揮してきたレオの勝利の方程式。西武と3年連続のCS対決となった場合は、大きな脅威となる。 (山田孝人)

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