現実味増す3位西武の「gotoペイペイ」あわやの快投で2位ロッテに1差

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ◆西武4-0日本ハム(2日、メットライフドーム)

 大逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す西武の頼もしい左腕が復活した。34歳の榎田が「#gotoペイペイ」とばかりに7回1死まで無安打無得点の快投を披露し、今季初勝利。「今日こそ絶対に勝ちたいと思っていた。いい投球ができたしチームも勝ててよかった」。2位ロッテに1ゲーム差と再び迫り、お立ち台で笑みをこぼした。

 快投を実感したのは大記録が幻となった瞬間だった。7回、杉谷に初安打となる右越え二塁打を浴びると、球場全体がため息に包まれた。「申し訳ない気持ちもそこで出てきた」。続く西川に四球を与えて降板となったが、2番手森脇がピンチをしのいだ。

 「7回を投げきって代わりたかった」と悔やむものの申し分のない内容だ。阪神から移籍の2018年に11勝で優勝に貢献したが、昨年4勝、今年も前回登板まで4戦未勝利。「思い通りに投げきれないまま終わりたくない」との決意を胸に上がったマウンドで直球を制球よく投げ込み、要所で変化球も生きた。打たせて取る持ち味を発揮し、6回まで四死球も二つのみの安定感だった。

 降雨ノーゲームとなった10月10日の楽天戦で3回を投げて以降、コンディション不良もあり2軍暮らしが続いた。記録上は8月以来、実質約3週間ぶりの1軍登板で「2軍ばっかりで朝のリズムになっていたのかも」と通常より早く正午ごろ球場入り。入念な準備で臨み、チームを今季8度目の完封勝利へ導いた。

 既に今季の負け越しが決まっている日本ハムに快勝。「今日はやっぱり榎田。素晴らしい」と目を細めた辻監督は、3日に勝ち、ロッテが敗れれば同率で2位に並ぶことを聞かれ「えへへ。勝つものとしてやるしかないですよ」と意識を隠さなかった。福岡行きの「gotoペイペイ」チケットはロッテにも楽天にも譲らない。 (伊藤瀬里加)

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