ソフトバンク工藤監督「できる限り援護射撃」完全Vと全冠独占へ

西日本スポーツ

 タイトル総なめで完全Vだ! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督が2日、投手陣にタイトルジャックを指令した。3日からのロッテ3連戦(ZOZOマリンスタジアム)で先発する千賀は勝数、防御率、奪三振の3部門、東浜は石川と争う勝率で1位になる可能性がある。救援では既に最優秀中継ぎが確定しているモイネロに加え、森も2年ぶりのセーブ王が射程圏内。3連勝すれば全5球団に勝ち越しての「完全優勝」が決まる中、モチベーションの高い投手陣が奮闘する。

 常勝軍団に消化試合はない。10月にプロ野球新記録の月間22勝を挙げるなど独走で3年ぶりのリーグ優勝を決めたホークスだが、モチベーションが下がることはない。むしろ、残された戦いに一層、集中力を高めて臨むことになる。

 昨年の投手陣で主な表彰タイトルを獲得したのは最多奪三振(227個)とベストナインに選ばれた千賀と、12勝で新人王に輝いた高橋礼の2人。ここまで12球団唯一の防御率2点台と圧倒的な投手力で3年ぶりのリーグ制覇を果たした今季は、タイトルを総なめにする可能性がある。

 「できる限り援護射撃をしてあげたい。取れるものは取らせてあげたいということは、十二分に思っています」。ZOZOマリンスタジアムでの投手練習を見守った工藤監督も、背中を押すことを約束した。

 4日に先発予定の千賀は前回登板、10月28日のロッテ戦で8回無失点と快投し5年連続で2桁勝利に到達した。規定投球回(今季は120)まで残り7。8月中旬に4点台だった防御率が2・31まで改善し、最多勝、2年連続の最多奪三振も含め現時点で投手3冠の可能性を残している。

 9勝1敗の東浜は登板2度連続の中5日で5日に先発する予定だ。首脳陣は3年ぶりとなる2桁勝利をアシストするため登板間隔を詰めた。ラストチャンスとなる今回、白星をつかめば勝率第1位の条件となる10勝に到達。現在10勝3敗で7割6分9厘のチームメート石川を上回る。

 開幕から抜群の安定感でMVP級の働きをしたモイネロは39ホールドポイントで既に初タイトルとなる最優秀中継ぎが確定。球団日本人初の3年連続30セーブをマークした守護神森もトップの西武・増田とは2差で、2年ぶりのタイトルが手に届く位置にある。

 タイトル独占への大前提はチームの勝利だ。クライマックスシリーズで激突する可能性があるロッテとの今季最終3連戦でスイープすればパ全5球団に対する勝ち越しが決まる。タイトルが目の前にある投手陣の力投で、3年ぶりの制覇を文句なしの「完全V」へと総仕上げする。

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