森悲願SG初V 日本選手権 【川口】

西日本スポーツ

 森且行が悲願のSG初V-。川口オートのSG「第52回日本選手権オートレース」は3日、最終日を迎え12Rで優勝戦(10周回)が行われた。先頭を走っていた鈴木圭一郎に、6周回3コーナーで2番手の荒尾聡が突っ込んだ時に2人がもつれて落車。3番手を走っていた森且行(46)=川口=がトップに立つと残り4周回をそのまま押し切って快勝。念願のSG初優勝を果たし、優勝賞金1700万円を獲得した。2着は金子大輔、3着は高橋貢が入った。

■ヒーロー

 「やっと、約束が守れて良かったと思います」。涙声で絞り出したこの言葉に森の思いが凝縮していた。「40歳を過ぎたあたりから体力の衰えを感じ、SGは絶対に無理だと感じていたが、やる気だけはあった。神様はいるんですね」。努力を怠らず精進を続けたことで、勝利の女神はほほ笑んでくれた。

 アイドル絶頂の1996年3月、日動振(現在はJKA)選手候補制第2次試験に合格。同年5月に「SMAP」から脱退し、芸能界から引退を発表すると衝撃が走った。その時から“SG優勝”を5人の仲間に誓って選手生活を送ってきた。選手養成所では訓練中に落車し、左足股関節を脱臼骨折(全治6カ月)。そのため同期から約3カ月遅れの97年7月6日に川口でデビューとなったが、3万5000人のファンが詰めかける中、初勝利を挙げた。

 その後は順調に結果を出しG1は2回、G2は3回のタイトルを手にし、SGも射程内に入っていた。だが「20数年間頑張ってきて、全然SGには届かなかった」。最高峰の大会では何度挑戦しても、厚い壁にはね返されていた。それがアクシデントがあったとはいえ、4度目のSG優勝戦で1着ゴール。その瞬間は「うそだと思いました」と感無量だ。オートレースの広告塔としても役目を果たしてきたが、これで名実ともにトップに立った。「1番取りたいタイトルを取れたし、次はスーパースター(12月27~31日・川口)を取れるように頑張りたい」。選手生活24年でつかんだSGウイナーの称号。今度はSG連覇へ向け、年末の大舞台で集大成を見せつける。

◆かつての仲間も祝福

 「念願の日本選手権での初優勝、おめでとう。3年前、僕たちが新たなスタートをきった際に出演した「72時間テレビ」で森君に21年ぶりに再会し、初めてレース場で走っている姿を見ました。その時に、たくさんのパワーをもらい、励まされました。あれから3年後の今日、森くんが夢をかなえることが出来、僕たちも本当にうれしいです。そして、改めて、たくさんの元気とやる気をいただきました。これからも、お互いに、何があっても諦めずに、前に進んで、頑張りましょう!!!」稲垣吾郎、草〓 剛、香取慎吾

※〓は「弓」へんに「剪」

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