ソフトバンク期待の若手にチャンス あるか「公式戦未出場でCSデビュー」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ウエスタン・リーグを制したソフトバンクは7日、ファーム日本選手権(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)でイースタン覇者の楽天と激突する。勝てば2年連続5度目の日本一となる。最優秀防御率、最多勝、勝率第1位の3冠を占めた大竹耕太郎投手(25)が先発し、打線にもずらりと並ぶタイトルホルダー。有終の美を飾るとともに、ポストシーズンに臨む1軍入りへ猛アピールを狙う。

 晩秋の宮崎で若鷹が頂点を目指す。大一番の先発マウンドに上がるのは「三冠王」の大竹だ。防御率2・53、6勝、勝率6割6分7厘と3部門でリーグトップの成績を残した。「大事な試合を任せてもらった。期待にしっかり応えたい」と意気込みは十分だ。

 昨季は1軍で5勝を挙げた左腕だが、今季は分厚い先発陣に割って入ることができなかった。限られたチャンスの中でも、1軍戦3試合に登板して2勝、防御率2・30と意地は見せた。「1軍のことを意識しすぎると投球が崩れる。結果でアピールできればいい」と静かに闘志を燃やす。

 野手陣も1軍への狭き門を虎視眈々(たんたん)と狙う。3月に支配下登録されたリチャードは12本塁打、47打点で2冠。「最後はタイトルを意識して一打席一打席集中して試合に臨めた」。春季キャンプ、オープン戦と猛アピールを続けながら、ここまで1軍昇格を果たせていない21歳は「ポストシーズンで使いたいと思わせるような結果を出したい」と滑り込みを狙う。

 1軍での悔しさをばねに成長を遂げたのは4年目の三森だ。今季は自身初の開幕1軍をつかんだものの、打率1割6分3厘とふるわず、8月中旬から2軍暮らし。「よりボールにコンタクトしやすい形に変えた」とグリップの位置を上げるフォームの変更が奏功し、打率3割2分3厘、出塁率3割9分7厘の2部門でリーグトップの成績を残した。「1軍でやるのが全て。もう一度上がれるように」と鼻息は荒い。

 工藤監督はファームからの抜てきについて「可能性はある。(9日の)シーズン最終戦の後は(クライマックスシリーズまで)時間がある。呼んでみたい選手は練習のシート打撃や紅白戦で見ていきたい」と明言する。1軍デビューは果たせなかったが、2軍で一度の失敗もなく20盗塁を決めてタイトルを獲得したドラフト1位ルーキーの佐藤も含め、チャンスを与える意向だ。ポストシーズンを見据えた2軍の頂上決戦に若鷹が燃えている。 (長浜幸治)

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