「無敗のままで」日本文理大、連覇狙う九産大「最後は笑って」 きょう九州王者かけ決戦

西日本スポーツ 野口 智弘

 第27回九州大学野球選手権(西日本新聞社など後援)は7日、福岡市のSGマリンフィールド東浜で準決勝2試合が行われた。4年ぶり2度目の優勝を狙う日本文理大(九州地区北部1位)は打線が爆発し、14-3で東海大九州(九州地区南部1位)を破って2年ぶりに決勝に進出した。九産大(福岡六大学1位)は福岡大(九州六大学1位)に6-0で勝利し、2連覇に前進した。決勝は8日午前10時から同球場で行われる。今年は優勝校が出場する明治神宮大会は新型コロナウイルスの影響で中止となっている。

 1-1の同点で迎えた2回。日本文理大は2死満塁のピンチ。ここで中村寿博監督は早くも動いた。先発の翁長佳辰(1年・日本文理大付)から末松剛(3年・真颯館)にスイッチしたのだ。

 この起用が当たった。末松が後続を打ち取ると、試合の流れは一気に日本文理大に傾いた。直後の3回に井上雅大(4年・情報科学)、野元由翼(2年・佐世保工)の2ラン2本などで5得点。その後も東海大九州の投手陣に18安打を浴びせて14点を奪って圧勝した。

 日本文理大の野球部員は、国内の大学野球部の中でも最大規模の約300人。だが、新型コロナウイルスの中で試合は全くできず、練習もできない事態に直面した。

 「大所帯なので3密にならないよう、部員を分けたり、時間帯を区切ったりしてやりくりしました」と中村監督は振り返る。全国大会もなくなり、部員のモチベーションが下がるのが心配だった。しかし、主将の水野暖也(4年・東福岡)らの4年生が率先して生活指導に当たり、部員の心をまとめあげたという。

 「本当に頼もしい4年生です。頑張った彼らのためにも決勝をいい形で終わりたい」と中村監督。「今年のチームは、これで11戦全勝。最後まで無敗で終えて、絶対に優勝します」。水野主将は4年ぶり2度目の九州王者の座に意欲満々だ。 (野口智弘)

阪神育成ドラ1位 九産大・岩田好救援

 阪神に育成ドラフト1位で指名された九産大の岩田が、3点リードの6回2死二、三塁の場面で登板。相手打者を簡単に左飛に打ち取ると、8回途中までの2イニングをパーフェクトに抑えてチームの勝利に貢献した。プロ入り後も「自分の特徴が発揮できる中継ぎで投げたい」と言う岩田は「ピンチになったらいつでも登板できる準備はしています。決勝は最後に投げて大学生活を締めくくりたい」と優勝投手に意気込む。大久保監督は「今年はコロナで苦労したから、最後は笑って終わりたいですね」と話した。

PR

大学野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング