ソフトバンク「ぜいたく」CSローテ ロッテ戦防御率0点台でも待機要員

西日本スポーツ

■14日開幕

 3年ぶりのリーグ優勝を果たした福岡ソフトバンクが、4年連続日本一に向けてかじを切った。14日に開幕するロッテとのクライマックスシリーズ(CS)に送り出す先発ローテーションを固めた。3勝先取の短期決戦の初戦はエース千賀、2戦目には開幕投手を務めた東浜を投入し、1勝のアドバンテージを含めて一気突破を狙う構えだ。3戦目は2冠の石川がスタンバイするなど今季31勝のトリオが立て続けに出陣。4戦目にもつれ込んだ場合でもムーアが準備する盤石の布陣で日本シリーズに突き進む。

 惜しみなくチームの二枚看板を連続投入し、11勝12敗1分けと唯一負け越したロッテを迎え撃つ。初戦はエース千賀。今季11勝を挙げて最多勝、2・16で最優秀防御率といずれも育成ドラフト出身選手で史上初の快挙を成し遂げたばかりか、149個で最多奪三振を含む3冠に輝いた剛腕で、きっちりカモメの出ばなをくじく。

 2戦目を託されたのは開幕投手を務めた東浜だ。最優秀防御率と勝率第1位との2冠の可能性を最後まで残しながら、惜しくもタイトルには届かなかったものの9勝2敗。シーズン終盤の7連勝などで、V奪回へのラストスパートでは大車輪の活躍を示した。

 連続投入の狙いは明白だ。例年、日本シリーズ進出を懸けたCSファイナルステージは1勝のアドバンテージを含めた4勝先取だったが、今季は工藤監督が「超短期決戦」と表現した4試合制の3勝先取で実施される。今季のロッテ戦でいずれも2勝1敗と勝ち越す2人の右腕で連勝し、一気に日本シリーズへの切符を勝ち取る覚悟だ。

 もちろん、3戦目以降も抜かりはない。11勝で千賀とともに育成史上初の最多勝を獲得し、勝率第1位との2冠となった石川が腕を振る。コロナ禍で143試合から120試合となったレギュラーシーズンでも、安定した投球を続け計「31勝」をマークした3人を連日ペイペイドームのマウンドに上げて、ロッテに一切隙を見せない構えだ。

 4戦目は安定感抜群の左腕ムーアがスタンバイ。今季の対ロッテ戦で3試合2勝0敗、防御率0・52と抜群の相性を誇った和田の起用も検討されたが、先も見据えた上で工藤監督が決断したもようだ。また指揮官は「第2先発ではないですけど、そういう人も組み込んで」と、近年のポストシーズンの好結果を支えた起用法を採用することも示唆している。チーム防御率が12球団中、断トツで唯一の2点台となる2・92をマークした最強投手陣を余すことなく用兵する。

 昨年の楽天とのCSファーストステージ初戦で喫した黒星からポストシーズンは10連勝中。無類の強さを誇る短期決戦に加え、前半戦に大きく負けが込んだロッテについても終盤は7連勝を記録した。一気突破ローテに隙はない。頂点へとまっしぐらに突き進む。

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