J2山形から福岡移籍の山岸「遅くなったけど」目覚めの2発 2位キープ

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J2第33節 福岡3-1琉球(11日、ベスト電器スタジアム)

 アビスパ福岡が今季最多タイの3得点で琉球に快勝した。「西日本新聞Day」のホームゲームで、10月に新加入した山岸祐也(27)が移籍後初ゴールとなる先制弾など2得点と大活躍。3-1の勝利で勝ち点を65に伸ばして、昇格圏内の2位をキープした。首位徳島は栃木に2-0で勝って同68。3位のV・ファーレン長崎は今季最多の5得点で岡山に大勝し、4連勝で同63。6位のギラヴァンツ北九州は3-1で愛媛を破り、3試合ぶりの勝利で同53とした。

■先発6人入れ替え

 新天地で真骨頂を発揮した。前半31分。福岡の山岸は右からのクロスを胸で受け、素早く右足でシュートを放つ。ボールは相手に当たってゴールに吸い込まれた。「遅くなったけど、しっかり決めて、結果に貢献できてよかった」。10月上旬に加入したストライカーが、福岡での出場8試合目、3試合ぶりの先発で移籍後初ゴールだ。

 貴重な先制点の後も止まらない。1点リードの後半28分。敵陣でボールを奪った遠野からのスルーパスを受けると、巧みなトラップでGKと1対1になり、右足で流し込んだシュートで股下を突いた。チームが渇望する複数得点をもたらし、仲間の祝福に歓喜を爆発させた。

 今季は山形で6ゴールと結果を残しながら、シーズン終盤で環境を変えた。最大の理由は「J1でプレーしたいから」。自らの力でJ1昇格に導くチャンスがあった福岡からのオファーを受け入れた。183センチの長身ながら足元の技術も高く、周囲を使いながら、自らの長所を発揮してきた。

 チームは前節の松本戦は0-1で敗れ、本拠地で約2カ月ぶりの黒星を喫した。勝てなければ昇格圏の2位から転落する恐れもあった一戦で、今季最多に並ぶ3得点と攻撃陣が機能。長谷部監督は「厳しい戦いだが、自分たちで結果を出せば(昇格を)つかめる」とうなずいた。

 中2、3日で試合が続く中、中盤でチームを支える主将の前がベンチ入りメンバーから外れるなど、前節からスタメンを6人入れ替えた。そんな状況で重広、グティエレスといった故障からの復帰組も力を発揮。主将の不在を感じさせなかったことは好材料だ。一方で次節15日の山口戦では輪湖と湯沢が警告累積で出場停止。守備面でのピンチで得点源として期待が高まる山岸は「J1昇格という目標を達成するために、ここに来た」と言い切った。新しい力がもう一段階ギアを上げ、ゴールへの道を突き進む。 (松田達也)

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