「微調整ぐらい」工藤監督 盤石リリーフ陣、短期決戦も死角なし

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ポストシーズンも任せろ! 3年ぶりのパ・リーグ制覇の原動力となった最強救援陣が、11日にペイペイドームであった紅白戦で好投した。40ホールドポイント(HP)で最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にしたモイネロが1イニングを3人で片付けると、岩崎、高橋礼らも無失点投球で順調な調整を証明。防御率2・60を誇る救援陣の存在は、クライマックスシリーズ(CS)から始まる短期決戦でさらに強みとなりそうだ。

 短期決戦でも抜群の安定感は揺るがない。4回に紅組の3番手でマウンドに上がったのは、ペナントレースでMVP級の活躍を見せたモイネロ。シーズン50試合目の登板だった3日のロッテ戦以来、8日ぶりの実戦でも当然のように味方の強力打線を封じ込めた。

 周東を145キロ直球で空振り三振に仕留め、中村晃は一ゴロ、長谷川もこの日最速の150キロで一ゴロに打ち取った。左打者3人をわずか7球で料理した左腕は「体のバランスを意識した」。今季の最優秀中継ぎ投手は出力を抑えての投球でもすごみを見せた。

 今季のチーム防御率は12球団断トツの2・92。チームにとっても8年ぶりの2点台だった。さらに救援陣だけの防御率は2・60。「多くの球を思ったところに投げられた。コンディションも確認できた」と話したモイネロも防御率1・69の圧倒的な数字を残した。

 森と並ぶチーム最多の52試合に登板した高橋礼も紅組の2番手で登板。変化球を巧みに織り交ぜて2三振を奪い、1イニングを三者凡退に抑えた。終盤に「勝ちパターン」の一角を担ったベテラン岩崎、今季飛躍した2年目の泉もともに2奪三振で1イニングを無失点に封じた。

 4年連続で50試合以上に登板した嘉弥真は白組3番手で4回に登板。2死一、三塁としたが、明石を得意のスライダーで空振り三振に仕留めた。工藤監督は「投手が(CSまでの)この期間にできるのは微調整ぐらい。自分の中で感じたものを調整して本番に備えてほしい」と信頼を口にした。短期決戦の鍵を握る救援陣に、不安要素は見当たらない。 (鎌田真一郎)

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