ソフトバンク・バレンティンBS弾復調見えた「熱男」もやった

西日本スポーツ 長浜 幸治

 名誉挽回アピール弾!! ウラディミール・バレンティン外野手(36)が、ペイペイドームで行われた紅白戦で本塁打を放った。最近取り組んでいる「ショートスイング」で8日の筑後での1軍練習シート打撃でも一発を放っており、ここにきて存在感は増すばかり。レギュラーシーズンでは不振を極めた大砲は、14日に開幕するクライマックスシリーズ(CS)での逆襲を誓った。

 「シーズン60発男」が本領発揮だ。11日に続いて行われた紅白戦。白組の7番に入ったバレンティンは、3回先頭での第1打席で育成左腕大関の142キロをコンパクトに捉えた。鋭く伸びた打球がバックスクリーンで弾む。「手応えは最高だったよ」。ダイヤモンドを一周すると、無人のカメラマン席に向けて「熱男」パフォーマンス。気持ちも乗ってきたようだ。

 好調の要因は“ショートスイング”だ。「シーズン中は(軌道が)長いスイングだった。それを今は短くすることができている」。今季の1軍成績は出場60試合で打率1割6分8厘、9本塁打、22打点。大振りになってしまった結果、191打数のうち約3割にあたる59個の三振を喫した。

 4日に出場選手登録を抹消された後も1軍で練習し、コーチらとともに試合前練習などで打撃を修正した。コンパクトなスイングを取り戻したことで、8日に筑後のファーム施設で行われた1軍シート打撃では和田からアーチを放った。今回も含めて2本とも中堅方向への一発。強引さがなくなった証しだ。

 立て続けのアピール弾に工藤監督からも思わず笑みがこぼれた。「いいバッティングをしている。本人の感覚の中でもいいスイングができているようですね」。バレンティンの再登録はCSが始まる14日に可能。指揮官は「コーチの皆さんがしっかり考えてくれていると思います」とけむに巻いたが、有力な選択肢であることは間違いない。

 ヤクルトでの9シーズンで30本塁打以上を8度記録している大砲がこのままで終わるわけにはいかない。「状態はいい。どの場面で出番があるかは分からないけど、出たところで全力を尽くすだけだよ」。2018年以来、自身2年ぶりのCSに向けた準備は整った。 (長浜幸治)

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