ソフトバンクCS突破の鍵、ロッテの「天敵」攻略なるか 苦戦の要因は

西日本スポーツ

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)が14日、ペイペイドームで始まる。14ゲーム差をつける圧勝で3年ぶりにリーグ優勝を果たしたソフトバンクが、4年ぶりのCS進出で下克上を狙うロッテを迎え撃つ。

 今季の対戦成績は11勝12敗1分け。ソフトバンクにとっては全5カードで唯一の負け越しだった。CSでも一つのポイントになりそうなのが「天敵」の存在で、美馬に7試合で5勝(1敗)、二木は4試合で無傷の3勝を献上。石川には5試合で2勝2敗だったが、美馬、二木に対して分が悪かった要因は何か。

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 美馬は今季19試合登板。3分の1を超える7試合がソフトバンク戦だった。今季は防御率がシーズン3・95、ソフトバンク戦2・70。被打率はシーズン・270、ソフトバンク戦・233。昨季まで所属した楽天時代からの好相性は変わらなかった。

 援護率(登板9イニング当たりの平均援護点)はシーズン6・07と恵まれており、ソフトバンク戦でも5・40あったがこのカードだけ特別というわけではない。与四球率はシーズン1・83でもともと優秀、ソフトバンク戦では1・74とさらに良くなった。

 奪三振率を見るとシーズン6・44、ソフトバンク戦では7・14に上がる。多い順に柳田7三振、甲斐とバレンティン5が三振、グラシアル4三振。柳田は美馬との対戦が23打席と多かったこともあるが、7三振を喫したのはオリックス山本と並んで今季最多だ。対戦打率・364と美馬をよく打っているとは言え、シーズン打率・342を考えると飛び抜けてはいない。8安打の内訳は単打7本、三塁打1本、本塁打なしと、持ち前の長打力発揮には至っていない。

 チームでは数少ない美馬と好相性と言えるのが周東で、対戦打率・353。6安打で3度走ってノーミスの3盗塁と、持ち前の快足も鈍らされなかった。

 一方の二木は防御率がシーズン3・40、ソフトバンク戦3・20と極端な差はない。被打率はシーズン・212、ソフトバンク戦・237と後者の方が上がるぐらい。援護率はシーズン4・78、ソフトバンク戦4・00で、こちらも特別に恵まれたわけではない。奪三振率はシーズン7・67、ソフトバンク戦7・46。与四球率はシーズン1・17、ソフトバンク戦1・07と、より少なくなった。

 対戦打者別で見ると、ここでも対柳田の数字に特徴が現れる。12打席で11打数3安打(打率・273)、6三振。今季柳田が4三振以上を喫したのは美馬(23打席7三振)、オリックス山本(18打席7三振)と二木の3人だけ。柳田はシーズン三振率(三振数÷打席数)が・200あり、もともと三振をいとわないスタイルながら、対二木の数字は異例と言える。

 また二木は栗原を完璧に抑えた。12打席で12打数0安打、四死球もなく5三振。プロ6年目でブレークを果たした栗原はシーズン打率・243ながら得点圏打率は・333、柳田に次いでチーム2位の17本塁打を放った。ソフトバンクとしてはキーマンを封じられた格好だ。

 今季は最大4試合のCS。短期決戦の行方をレギュラーシーズンのデータだけで占うことはできないが、ソフトバンクは苦手投手を攻略できるか。

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