吉川G1 20度目V 開設67周年記念 【福岡】

西日本スポーツ 森 大輔

 福岡ボートのG1開設67周年記念「福岡チャンピオンカップ」(優勝賞金1000万円)は最終日の14日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇・吉川元浩(48)=兵庫=がイン速攻を決めて快勝。G1は20回目、通算では89回目の優勝を飾った。2着は2号艇高野哲史、3着は3号艇坪井康晴で2連単、3連単ともに本命サイドでの決着。地元エースの瓜生正義は5着に終わった。6日間の総売上額は64億9785万円で目標額(65億円)をほぼ達成した。

ヒーロー

 全ての流れがこの結末に向かっていた。吉川は近況下降線だったエース機候補の65号機を前検の段階で立て直すと、ここからはVへ一直線。準優1号艇でしっかり勝ちきった上に、まな弟子の高野哲史がシリーズリーダーの寺田祥を撃破して、優勝戦1号艇が転がり込むという最高のシナリオ。これだけお膳立てが整った状況で最後にゼロ台のSを踏み込まれたら、他艇は何もできなかった。

 ここまで博多の女神に愛された男もいない。当地はSG初V(07年グランプリ)の地であり、一昨年の65周年記念から、令和初のSGとなった昨年のオールスター、そして今回と特別戦で3連続V。福岡の大エース瓜生正義(当地でSG3V、G13V)と比べても遜色ないほどの実績を残している。「福岡は調整もレースも合うし、いつ来ても何もかもがうまくいく。引っ越したいぐらい(笑)」

 今年はいつも以上に“勝利”にこだわっている。「自分の思いだけでなく彼の思いも背負っていますからね」。2月の尼崎地区選で松本勝也さんがレース中の事故で帰らぬ人に。心から慕っていた同県の先輩の思いを自分が引き継ぐ。この強い思いが吉川の推進力になっているのは言うまでもない。

 この優勝戦で獲得賞金額をさらに積み上げてグランプリのトライアル2nd入りは確定。2ndでの1号艇スタートも目前に。「ここからはチャレンジカップ、BBCT、グランプリと全部勝つつもりで行く」。盟友のためにも、どんなレースもおろそかにしない。この思いを年末までつむぎ続けて、再び頂点に君臨してみせる。 (森 大輔)

戦い終わって

 高野哲史(2着)うまく差せたが届かなかった。負けたけど、師匠とワンツーできてうれしい。

 坪井康晴(3着)吉川さんにしっかりターンされたので仕方ない。

 寺田 祥(4着)足は良かったが、準優で負けて優勝戦1号艇を取り逃がしたのが全て。

 瓜生正義(5着)足はいい状態だったが、もう少し内の位置を差し込むべきだった。

 毒島 誠(6着)優勝戦は抜群の足だったがみんなうまいターンだった。

 ◆吉川元浩(よしかわ・もとひろ)1972年9月7日生まれの48歳。兵庫県神戸市出身。96年11月、尼崎デビューの79期。163センチ、52キロ、0型。2007年のグランプリ(福岡)でSG初Vを飾り、今年3月のクラシック(平和島)では通算4回目のSGVを達成した。生涯獲得賞金は15億9854万円。

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