佐賀県嬉野市が「女子野球タウン」に 代表合宿誘致やW杯招致

西日本スポーツ 河野 潤一郎

 佐賀県嬉野市が、女子野球日本代表(マドンナジャパン)と競技普及や地域活性化に取り組む「女子野球タウン認定」事業に内定し、12月上旬にも全日本女子野球連盟(東京)と正式に協定を結ぶことが14日までに市関係者への取材で分かった。双方が「女子野球のまち嬉野」をPRし、将来的に女子野球ワールドカップ(W杯)の招致や嬉野でのクラブチーム創設を目指す。

 温泉や茶で知られる同市だが人口減少と少子高齢化が進み、民間シンクタンクからは「消滅可能性都市」と指摘されていた。そこで市は「地域活性化には女性の活躍が不可欠」(市幹部)として、近隣で盛んな女子野球に着目したという。

 「タウン認定」は連盟初の事業。市関係者によると、協定により代表合宿の誘致や「マドンナ茶」など特色ある商品の共同開発が可能になる。地元で活躍する女性との交流も計画。2021年度には代表チームのファンクラブ発足を視野に入れ、選手らによる会員制交流サイト(SNS)での嬉野PRにも期待する。

 女子野球日本代表は世界ランキング1位で、18年にW杯6連覇を達成。競技人口も増加傾向で、九州には高校の強豪校もある。連盟は9月にタウン認定の公募を開始。応募のあった全国の自治体から第1号の3自治体を承認した。九州では嬉野市のみ。

 母親が同市出身の福岡ソフトバンクホークスの本多雄一コーチが現役時代に自主トレーニングした「みゆき球場」など市内には三つの野球場があり、女子野球オランダ代表が合宿するなど実績もある。

 連盟の山田博子代表理事は「女性農家との交流など地域特性を生かした提案を評価した。地域と女性が輝ける仕組みを作っていきたい」。村上大祐市長は「嬉野の『嬉』を分解すると女性が喜ぶ、になる。女性活躍を市の施策に取り込み、にぎわいづくりや移住・定住促進につなげたい」と期待する。 (河野潤一郎)

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