終了間際の劇的弾で全国切符 新潟ユースから東福岡に進んだ男の思い

西日本スポーツ 前田 泰子

■全国高校サッカー福岡大会決勝

 第99回全国高校サッカー選手権(12月31日開幕)の福岡大会決勝が15日、福岡市のベスト電器スタジアムで行われ、東福岡が九州国際大付を1-0で破り、2大会ぶり21度目の優勝を決めた。0-0の後半40分、遠藤貴成(3年)の3試合連続となるゴールで勝利した。10大会ぶりの優勝を目指した九州国際大付は堅い守備で再三のピンチを防いでいたが力尽きた。

 2年ぶりの全国高校選手権への扉を開ける強烈なミドルシュートがゴール右に突き刺さった。後半40分、青木俊輔(3年)からのパスを受けた遠藤がゴール右前へ持ち込み、ペナルティーエリア手前から右足を振り抜きゴール。終盤は疲労から両脚がつっていたという遠藤だが「思い切り足を振り抜いた。決まって良かった」と準々決勝から3試合連続ゴールでチームを優勝に導いた。

 相手のシュート3本に対して東福岡は9本。CKと直接FKも相手の2倍超の10本ずつと圧倒的にボールをキープし、再三決定機をつくったが相手の堅い守備に阻まれた。「今までなら途中で足を止めたり、いら立ったりしていた。最後まで戦えたのは成長した部分」と森重潤也監督は選手の成長を認める。

 遠藤はアルビレックス新潟U-15出身。中学の時に全国選手権での東福岡の試合を見て「ここで日本一になりたい」と東福岡への進学を決めた。最終学年となった今年はコロナ禍で3月から休校となり、全国総体も中止になった。選手権は日本一へのラストチャンス。「選手権に懸ける思いが強くなった」という執念が生んだゴールだった。

 優勝の立役者となった遠藤は「ここは通過点」と言い切る。2015年度以来の全国選手権優勝を目指し、チームはまだまだ成長し続ける。 (前田泰子)

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