連続パラ出場、コロナ禍で厳しくなっても…諦めない54歳「東京で全て出し切りたい」

西日本スポーツ 林 原弘

 大分車いすマラソンは15日、大分県庁前-大分市営陸上競技場のコースで行われ、男子は東京パラリンピック代表に内定している鈴木朋樹(トヨタ自動車)が独走し1時間22分2秒で初優勝した。

 パラ4大会連続出場を目指す54歳の山本浩之(はぁとスペース)が1時間26分44秒で2位、28歳で初出場を目指す渡辺勝(凸版印刷)は同タイムながら着差で3位。2位以下は東京大会の出場権を争うランキングで上位に浮上できず、出場は極めて難しくなった。コロナ禍で今大会は例年とは異なり、世界のトップ選手を招待できず国内選手だけで行われた。

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■目安タイムに届かず「残念」

 54歳の山本(北九州市出身)が激しい2位争いを制した。記録は28歳の渡辺(福岡市出身)と同じ1時間26分44秒。ベテランは僅差での順位に「タイムで東京パラリンピックの代表に近づくのは厳しい状況。『せめて着順だけでも上に』と思っていた」と苦笑いした。

 昨年4月から2年間の世界ランキングで東京大会代表入りするための目安とされた1時間22分23秒に届かず、「序盤で(優勝した)鈴木についていけなかった。残念」と悔しがった。世界パラ陸上競技連盟(WPA)公認大会が今後あるかは不透明で、4大会連続のパラリンピック出場は極めて厳しい状況になった。

 コロナ禍の中でも自宅近くの河川敷で練習を続け「コロナの影響は全然ない」と言い切るベテラン。「東京で全てを出し切りたい」と自国開催の大会への思いを改めて口にした。 (林 原弘)

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 渡辺勝(山本と同タイムで3位)「(優勝した)鈴木選手(の力)が抜けている。(トラックでも東京大会を狙えるが)マラソンでもトラックでも全力で代表を取りにいく」

 洞ノ上浩太(ヤフー、福岡県飯塚市出身。1時間26分48秒の6位で4大会連続パラ大会出場が極めて厳しい状況に)「いつかこういう時は来る。それは仕方ない」

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