ソフトバンク4年連続日本一に暗雲 東浜が日本S登板回避も…右肩周辺に不安

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの東浜巨投手(30)が、21日に開幕する巨人との日本シリーズでの登板を回避する可能性があることが16日、分かった。

 右肩周辺のコンディションが万全ではなく、シリーズ進出を決めた15日のロッテとのクライマックスシリーズ(CS)第2戦で先発したが4回を被安打7、3失点で降板。状態が回復しなければ、チームは開幕投手抜きでの戦いを余儀なくされる。4年連続日本一へ向け、ポストシーズン12連勝と勢いづく常勝軍団に不安な材料が出てきた。

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 日本シリーズ進出を決めてから一夜明け、ペイペイドームでは先発投手による指名練習が行われた。2試合連続の逆転勝利でのCS突破に雰囲気は明るかったが、その陰で首脳陣は頭を悩まされる事態に直面していた。今季の開幕投手を務めた東浜が、右肩周辺のコンディションが上がらず現時点で登板のめどが立たない状況となっていた。

 東浜はこの日、疲労を取り除くために右手にボールを握りしめながらフェンス沿いをゆっくりジョギング。ボールを投げることはなく、日本シリーズを想定し打撃練習を行った。

 昨年6月に右肘手術を受けた右腕は、今季プロ8年目で初めて開幕投手を務めると、規定投球回(120回)にはわずか1イニング足りなかったものの防御率2・34と安定した投球を見せてきた。だが、15日のロッテとのCS第2戦では4四死球を与えるなど制球も乱し、4回を被安打7、3失点で降板。本調子ではない東浜の投球を見ながら工藤監督が度々、トレーナーと言葉を交わす場面もあった。

 レギュラーシーズンは最後の2戦は中5日の登板で、最終登板だった5日ロッテ戦で今季最多135球を投げてから中9日の登板だったが東浜の状態は上がらず。指揮官もCS突破を決めた直後のお立ち台で「少しコンディションが上がっていない中でマウンドに上がってくれて、いけるところまで一生懸命投げてくれた」と言及していた。

 中6日であれば日本シリーズ第2戦に登板することが可能だったが、当面はコンディションの回復を最優先させる見通し。シリーズ中に登板できる状態になるように模索していくが、首脳陣は有事に備え、この日から笠谷を合流させ、17日からはバンデンハークも1軍練習に参加する予定だ。

 パ・リーグ史上初の4年連続日本一を目指すチームの先発陣は、投手3冠の千賀、最多勝&勝率第1位の石川、CS第3戦で登板予定だった和田、米大リーグ通算54勝のムーアと豊富。ポストシーズン史上最長の12連勝中と波に乗るが、それでも開幕投手を欠く事態となればチームに与える影響は小さくない。3年ぶりの完全Vへ、一抹の不安が残る。

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