燃える王会長「やるしかない」V9巨人以来4年連続日本一へ打撃指導

西日本スポーツ 倉成 孝史

 福岡ソフトバンクの王貞治球団会長(80)が16日、工藤公康監督(57)を直接激励した。ペイペイドームでの全体練習を見守り、グラウンド上で指揮官と2人きりで談笑。2年連続のカードながら、リーグ覇者同士としては2000年の「ON対決」以来となる古巣巨人との頂上決戦を制しての4年連続日本一達成を力強く求めた。

■工藤監督と談笑

 古巣巨人との「真の頂上決戦」を前に、80歳の体は既に血湧き肉躍っている。全体練習の終盤。フリー打撃中のグラウンドに現れた王会長は、順番を待つ甲斐に身ぶり手ぶりを交えてスイング指導を行った。その大きな瞳でしばらく打撃練習を見守ると、ベンチ前で工藤監督と2人きりで談笑。自身が主軸にいた巨人が1965~73年に達成した「V9」以来の4年連続日本一を目指す指揮官に、直接ハッパを掛けた。

 「もう少し。泣いても笑ってもあと7試合。迎えたらやるしかないんだから、頑張っていこう」

 短くも太い言葉で、古巣を撃破してのV4達成を求めた。昨年の日本シリーズでも、チームは巨人をスイープで倒して3年連続日本一を達成。誰よりも喜んだ王会長だったが、同時に「これがゴールじゃない」と言い切った。連続日本一をさらに伸ばしていくという意気込みだけではない。昨年のホークスは2位からの「下克上」。リーグ王者同士としての古巣との頂上決戦を強く願った。

■リーグ覇者同士

 リーグ覇者同士として巨人とシリーズを戦うのは、自身がホークスを率いて長嶋監督の巨人と対した2000年「ON決戦」以来。この時は初戦から2連勝しながら、その後4連敗を喫した。20年後に迎えたリベンジの舞台。クライマックスシリーズ(CS)突破を決めた直後にも「巨人も今年はダントツで勝ってきているし『今年こそ打倒ホークス』ということで去年とまた違った形でチャレンジしてくるだろう。こちらとしても、後は勝つのみという戦い。選手たちも気合を入れてやってくれると思う」と力を込めた。

 王会長から力強い激励を受けた工藤監督も、改めてV4への思いを強くした。「グラウンドに出てきてもらって選手にアドバイスをしてもらい、気を使っていただいている。声を掛けていただけるだけでも(自分も)選手も背筋が伸びる。ありがたいと思う」。練習開始前の円陣で、指揮官はCS前と同様に「準備」の大切さを選手らに訓示した。80歳の熱い思いを胸に、V4への抜かりない準備を進めていく。 (倉成孝史)

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