バレー久光の「癒やし系」新主将 新鍋さん引退、監督打診に10分考えて返答

西日本スポーツ 西口 憲一

 バレーボールVリーグ女子1部の福岡大会が21、22日、福岡市博多区の福岡市民体育館で行われる。佐賀県鳥栖市を拠点とする久光スプリングスは21日に岡山シーガルズ、22日にNECレッドロケッツと対戦。今季主将に就任したリベロの戸江真奈(26)=福岡市出身=は持ち前のレシーブ力に加えて癒やし系のルックスで人気も上昇中だ。久光や女子日本代表で攻守の要として活躍し、6月に現役引退した新鍋理沙さん(30)の教えを胸に故郷での“凱旋(がいせん)勝利”を誓った。

 新型コロナ禍による自粛から活動を再開した5月に、戸江は新主将を託された。「世代交代を進めていく上でキャプテンをお願いしたい」。酒井新悟監督からの打診に10分間ほど考えて返答した。「先輩たちに引っ張ってもらった分、今度は私が…」。新生久光の先頭に立つ覚悟を決めた。

 長年チームを支えた新鍋さんがユニホームを脱いだ。チーム名も「久光製薬スプリングス」から「久光スプリングス」に変更。コートの内外で“変化”が出る中、昨季7位からの巻き返しを目指し、課題のスパイク決定力を含めた攻撃力強化へ乗り出した。それを支えるのが主にリベロの役割となるサーブレシーブ。「セッターに安定したパスを供給できれば、攻撃のリズムも良くなる」と、責任を自覚している。

 リベロは攻撃に参加できない守備専門のポジション。他選手と区別するためにユニホームも異なる。一方で試合の流れを左右することも多い。「点を取るポジションではないけれど、点を編み出すことはできる。攻撃がスムーズにいくように『1本目』の意識をより高めている」。サーブレシーブ成功率は昨季の約64パーセントから約71パーセントへ向上。井上琴絵(デンソー)に次ぐリーグ2位につける。

 「『神は細部に宿る』だよ。アタッカーと違って目立たないかもしれない。でも、一つ一つのプレーを大切にして追求してほしい」。守備でも要だった新鍋さんから掛けられた言葉を、戸江は大切にしている。1センチでも1ミリでも守るエリアを広げたいと願う。「福岡市民体育館はジュニア時代からプレーをさせていただいた場所。歴史を感じさせるコートで気持ちも落ち着きます」。久光の“守護神”が故郷で輝く。 (西口憲一)

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