西武オーナー球団経営を語る「選手補強とかケチったことは一切ない」

西日本スポーツ

 リーグ3連覇を逃した西武の後藤高志オーナーが来季に懸ける思いを熱く語った。18日、東京都内のホテルで行われたオーナー会議に出席後、辻監督らからシーズンの報告を受けた。その後、報道対応。「西武グループを挙げて全面的にサポートしていきたい」と補強を含め強化に取り組むことを約束した。

 後藤オーナーとの主なやりとりは以下の通り。

-どのような報告を受けたか

 今シーズンは非常にけが人も多かったし、苦しいシーズンだった、と。しかしながら、最後は2位との9ゲームを一時逆転して、勝率5割ではあるけれど、3位、Aクラスということで、監督自身も苦しい中で選手のやりくりも非常に苦労しながら、Aクラスを確保できましたというような報告を受けました。

 私も、それに対して、昨シーズンは打撃3部門と盗塁で、森、山川、中村、それから金子と野手の主要なタイトルを総なめにして優勝したわけだけど、今年は非常に苦しかった、厳しかったと。

 監督としてもやはりこの2年間、獅子脅し打線ということで打撃中心のチームだったが、やはり来シーズンはそういったことを変えていかなくちゃ、と。守りに対しても今まで以上に強力なラインアップをつくるということで監督から報告がありました。私も全く同感だというふうに申し上げました。

新型コロナウイルスで異例のシーズンだった

 プロ野球全体としてみれば6月19日に無観客でスタートして、7月10日からは上限5000人、ライオンズの場合は7月22日からということにはなりましたけど、スタートしたわけですね。野球関係者、医療関係者、全ての方にご支援をいただきながらシーズン、ペナントレースをセ、パともに終了したということで、そういった意味では本当に大きなトラブルもなくシーズンが終了したということについては、いろいろな関係の方に感謝申し上げたいと思います。

 ライオンズについては非常に苦しいシーズンではありましたけど、先ほど申しましたように、Aクラスを確保できたということで選手諸君、監督、コーチ、大変よくやってくれたと思います。辻監督には引き続きチームの指揮を執ってもらうということで、きょう私からも辻監督に要請をして、快諾をしてもらったというところです。

 きょうのオーナー会議でも横浜球場(スタジアム)と東京ドームで観客上限緩和の実証実験の中間報告がありました。感染者が発生した、クラスターが発生したということはない、と。それはわれわれとしては大変よかったと思っていますし、来シーズンに向けてプロ野球の開幕、あるいはプロ野球の試合開催に対してプラスの情報であるということで、本当によかったなと思っています。

-メットライフドームは来年3月に改修が終わる

 3カ年計画で来年の3月にそれが全て終わる、ということです。約180億円かけてボールパーク化を完成させるということで、私を含めライオンズ関係者全てが大いに期待しているところ。バックネット裏というか、下のグラウンドと同じレベルでの観戦席、いろいろな形でのキッズパークというか、小さなお子さまも楽しんでいただけるようなボールパークが来年完成しますので、ぜひ、開幕からファンの方に楽しんでいただければと思います。しっかり安心、安全というものを担保しながら、コロナの感染をしっかりと抑制しながらやっていきたい。来年の3月の開幕にはそういう形でスタートしたいなと思います。

-来季への期待は

 今、感染者が増えているわけですが、一方で言えば社会経済活動との両立というのが、私は本当に重要だと思っています。感染を抑制しながら社会経済活動を維持していく、と。そういう中で、例えばプロ野球が担う役割は極めて大きいわけで、6月19日にスタートした時も賛否両論、あの時はかなりあったわけですね。そういう中で、無観客でスタートして、私は本当に大変よかった、と。多くのファンの方、あるいは野球ファンばかりじゃなく、それまであまりプロ野球に縁がなかった方も、やはりリアルなプロ野球というものをご覧になって心がリフレッシュしたという方はいっぱいいらっしゃったと思います。

 来シーズンもプロ野球の使命というものは大だと思いますし、先ほど申しましたように実証実験の結果、その中で得られたいろいろな教訓というか、そういったものを踏まえて、来シーズンもプロ野球をしっかり開催して社会経済活動の両立に貢献していく、と。日本国民の方に喜び、楽しみを与えていく、と。それをぜひやっていきたいなと。ライオンズもそういう中でしっかりとそういう役割を担っていきたいと思います。

-来季はV奪還が目標になると思うが、補強に対する考え方は

 今年は120試合、しかも無観客からスタートしたというがあって、球団経営としては非常に厳しい1年でした。プロ野球という長い歴史の中で今年のような状況というのは未曽有の事態ではあるけれども、過去にもいろいろなクライシスがあった中でプロ野球12球団が、ライオンズとしても、それこそ(後藤オーナーが)西武に来てからもいろいろなことがあったわけですけど、乗り越えてやってきた。その間、例えば選手補強とかそういうところで、一言で言えば、ケチったとかそういうことは一切ありませんから。

 今回についてもライオンズの補強も含めて、球団経営についてはですね、来シーズンは再度リーグ優勝、そして日本一を狙えるチームづくりというものを、これはもう西武グループを挙げて全面的にサポートしていきたいと思います。

-昨年のこの場で松坂の活躍を期待していた。来年ユニホームを着て投げる姿への期待は

 大いに期待していますね。今年は彼自身も残念だったと思いますし、せっかくライオンズに戻って、ライオンズのユニホームを着たわけですから。春のキャンプで彼は非常に張り切っていましたからね。来シーズンはぜひ、松坂の投げる姿をうちのドームで見たいと思います。

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