郡司初の競輪王 【小倉】

西日本スポーツ

 小倉競輪で6日間に渡る熱戦を繰り広げたG1「第62回競輪祭」(優勝賞金3450万円)は最終日の23日、12Rで決勝を行い、郡司浩平(30)=神奈川・99期・SS=が2角番手捲りでG1初優勝を飾った。2着は2角から自力発動して郡司に迫った平原康多、3着は外を踏んだ稲川翔。6日間の総売上額は114億9406万4300円で、目標の110億円を上回った。

■ヒーロー

 「もう苦しくて…。最後は無我夢中でした。後ろが誰かも分かってなくて」。G15度目の優出で頂点に立った郡司浩平だが、笑顔よりもまず先に出たのが人目もはばからずに、もだえ苦しむ姿だった。

 「松井君がしっかり行くところで行ってくれた。緩めずに踏んでくれて、どんどん掛かっていった」。ナショナルチームで鍛え抜かれた後輩のスパートはまさに壮絶。3番手の和田を引きちぎってどんどん加速したが、郡司は必死の思いで食らい付き、2角手前から番手スパート。「相手の仕掛けを見ながら走っていたけど、イメージよりも早く出てしまった。何とか押し切れて良かったです」。競輪祭3Vを誇る平原とのゴール前勝負は2分の1車輪の差はあったが「1着か本当に分からなかった。でもファンの声援で(優勝を)確信できました」。

 デビュー9年目にしてつかんだ栄光は「ずっと欲しかったG1タイトル。まずはホッとしてるし、うれしい。でも身が引き締まる思いもするし、複雑な思いですね」。南関勢としては、10年前の同大会を制した海老根恵太(千葉)以来となる特別ウイナーの誕生に表情もキリリ。さあ、次なる舞台は地元・平塚のGPだ。「これからの1カ月間を無駄にしないように、悔いを残さないように過ごしたい」。地区を背負っていくという自負と覚悟。その思いをしっかりと心に抱き、2度目となる年末の1億円決戦へ挑む。 (森川和也)

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