ここまで8打数7安打…ソフトバンクの新鋭・栗原、日本シリーズW新記録チャンス

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの栗原陵矢捕手(24)が23日、絶好調のバットを継続させて地元での日本一に貢献することを誓った。チームは京セラドーム大阪で連勝を飾り、舞台は福岡に移るが、ここまでの2戦で打率8割7分5厘と打ちまくった男には日本シリーズの最高打率&安打数を更新する可能性がある。歴史に名を刻む快音を奏で続けて、歓喜の瞬間をいち早くたぐり寄せる決意だ。

■「試合楽しんでいる」

 大阪から陸路で福岡に戻ったこの日も、栗原は疲れた姿は一切見せずにペイペイドームでバットを振り込んだ。チームは京セラドーム大阪で2連勝。快進撃の原動力となった24歳は、時間を惜しむように汗を流して「充実感を感じる。難しいけど、しっかり試合を楽しんでいます」と笑った。

 セ・リーグ王者の巨人を相手に強烈な打棒を浴びせ続けた。第1戦は2ランを含む3安打4打点。前夜第2戦は、シリーズのタイ記録で球団では南海時代の1959年の岡本伊三美以来2人目となる、1試合4安打をマークして勝利に貢献した。「球の見え方もいい」と手応えを感じている。

 2試合を終えて8打数7安打で打率8割7分5厘。驚異の数字をたたき出している栗原は、頂上決戦の輝かしい歴史に、さらに名を刻む可能性がある。現時点で最短の日本一が決まるのは第4戦。過去4試合で終えたシリーズでの最高打率は2005年今江(ロッテ)の6割6分7厘。最多安打も今江の10本だ。こちらは5試合で終えた場合でも最多記録は10安打となる。

 ただ、本人は意に介することはない。「記録は後からついてくるもの。やれることをやっていく」と言い切った。続けて「自分というよりも、あと二つ勝って4試合で終わりたい思いがある。そのために一打席一打席に立ちたいです」と頼もしい。適度な緊張感を保ちつつも、気負いはない。難易度が高い記録だが、今の栗原なら“ラッシュ”への期待が高まる一方だ。

 日本中が大注目する大舞台に立っていることを改めて宿舎で実感していた。部屋のテレビでスポーツニュースを見ると「野球の時間が長いなあ」と思ったという。自らのプレー映像が多く流れていることにも初々しく驚いていたが、自らの打棒でより一層増やしそうだ。 (山田孝人)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ