福岡ツイてた「何か起きれば」苦し紛れのパスから同点 幸運な勝ち点1

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆明治安田生命J2第36節 東京V1-1福岡(25日・味の素フィールド西が丘)

 アビスパにはツキがあった。先制された直後の後半22分。敵陣ゴール前で山岸が出したパスが相手DFに当たりゴールに吸い込まれた。「中にフリーの選手がいなかったので、何か起きればいいなと思って出した」という苦し紛れのプレーが、今季先制されると一度も勝っていない福岡の幸運な同点劇につながった。

 8月のホーム戦で1-3と完敗した東京Vにアウェーで先制を許しても、選手たちは下を向かなかった。主将の前は徳島、長崎との3強がひしめく混戦の状況に「1試合で大きく変わる。どうしても勝ちがほしいという気持ちが勢いを生んだ」と感じていた。

 だからこそ、選手たちは今季初の逆転勝利を逃したことを悔やむ。相手より3本多いシュート11本を放ちながら、得点はオウンゴールのみ。長谷部監督は「相手が守ろうとする中でプレーを変え、判断を変え、速さや強さが上回れば」と応用力不足を課題に挙げる。

 試合後のロッカールームでも幸運な勝ち点1で2位を死守できたことを喜ぶ選手はいなかったという。山岸は「勝ち点1を3にするチームにしないと厳しい」と危機意識を高めた。三つどもえの昇格争いの中、得失点差では後れを取る。11月で1試合しかない複数得点を残り6試合で積み重ねられるかに、昇格がかかっている。(末継智章)

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