ソフトバンク森が記者に注文したこと「もっとアイツのこと褒めてくださいよ」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

〈鷹番が見た〉

 ◆日本シリーズ第4戦 ソフトバンク4-1巨人(25日、ペイペイドーム)

 「もっと、あいつのこと褒めてくださいよ」。羽田空港の搭乗口前で鉢合わせた森から「注文」を受けた。コロナ禍の今季は、選手との接触は基本的にNG。ほんの少しのやりとりで守護神が伝えたかったのは昨年、新人王に輝いた「あいつ」の奮闘ぶりだった。

 昨年12勝。11月の国際大会プレミア12では決勝の勝利投手にもなった高橋礼は今年、春季キャンプ中に左太もも裏を痛めた影響からリリーフで開幕を迎えた。先発復帰を見据えた暫定措置だったが、序盤戦で「勝利の方程式」の一角に組み込まれると定着。終わってみれば森と並びチームトップの52試合に登板した。

 だが、サブマリンの肉声を聞くことはほとんどなかった。感染リスク軽減の観点から取材も多くの制約を受け、勝利した試合後も話を聞けるのは投打のヒーロー一人ずつというのが相場。こと中継ぎ投手にはスポットライトが当たりにくい状況にあったからだ。

 だから、ここで高橋礼の言葉をつづる。「このチームは先発もリリーフもどこであっても競争ばかり。どっちもやって、改めて強い理由が分かった。来年も勝負です」。歓喜の瞬間、また新たな戦いが始まった。 (鎌田真一郎)

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