ソフトバンクが黄金期を迎えた理由 今だから分かる、11年前に聞いた言葉の意味

西日本スポーツ 倉成 孝史

〈鷹番が見た〉

 ◆日本シリーズ第4戦 ソフトバンク4-1巨人(25日、ペイペイドーム)

 鷹番となったのが09年途中。弱小時代を想像できないほど、強いホークスしか知らない。11年中日、14年阪神、15年ヤクルト、17年DeNA、18年広島、昨年の巨人。10年弱でセ6球団を頂上決戦で撃破した。今年も巨人を圧倒。「セ界制覇」も2周目に突入した。

 担当となり日が浅かった09年秋。右も左も分からずドラフト取材をした。甲子園で活躍した投手に人気が集中した中、球団は明豊高の今宮を一本釣り。スカウトの「川崎の後、10年遊撃を任せられる存在」という言葉の意味を当時は理解できていなかったが、不動の遊撃手だった川崎が2年後のオフに渡米すると、今宮は長く内野の要として黄金期を支える存在となった。

 今年も支配下指名はすべて高校生。常に先を見据えたドラフト戦略に加え11年に導入した3軍制の成功は結果が示す。第1戦のスタメン中4人が育成出身。全員がセンターラインを守った。親会社の豊富な資金がそれを可能とすると言われがちだが球団は独立採算。営業努力で高年俸を支える。現場、フロント、営業サイド。違う立場からそれぞれが「勝利」のため全力を尽くす。王会長という圧倒的存在がその中心にいる。 (倉成孝史)

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