ソフトバンク強いわけだ…工藤監督、圧勝の日本一翌朝から驚きの行動

西日本スポーツ 倉成 孝史

 V5へ超速始動! 史上2チーム目となる4年連続の日本一を達成した福岡ソフトバンクの工藤公康監督(57)が26日、5年連続日本一を目指す来季へと動きだした。

 巨人を2年連続のスイープで撃破してから一夜明け、本拠地ペイペイドームで1軍全コーチとそれぞれ面談。選手個々の今オフの課題について議論した。より他球団の包囲網も強まることが予想される来季へ向け、抜かりない「準備」を整え、リーグ連覇とV5をつかみにいく。

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 歓喜からまだ12時間ほどしか経過していなかった。工藤監督の姿は、前夜とは一転、静けさに包まれた本拠地にあった。午前中に球場入りすると、1軍全コーチと個々に面談。半日前の祝勝会では選手らに「まずはしっかり休んで」と、激動の1年で酷使した心身をリラックスさせることを求めたが、自らはいきなり朝から夕方まで来季へ向けて頭をフル回転させた。

 「あまり寝てないです」と、テレビ収録などが未明まで続いた前夜からはほぼ休めなかったと言うが、一夜明けて「新聞とかを見て、また喜びが込み上げてくる」と表情に疲れは見えない。早速各コーチとの面談で議論したのは、選手個々のオフの課題。「選手は本当に頑張った。ゆっくりさせてあげたいと思いながら、課題もつくっていかなきゃいけない」。今後も作業を続け、近く個々が持つ球団支給のiPad(アイパッド)に送る考えだ。

 例年のスケジュールなら11月は秋季キャンプの時期で、シーズンやキャンプで見えた課題をもとに各選手へオフの「宿題」を渡している。コロナ禍で開幕が大幅に遅れた今季は秋季キャンプを経ることなく、選手はここから約2カ月のオフを過ごし、来年2月1日には春季キャンプイン。例年にない難しさに直面するが、「一番は体を休めなきゃいけない。休め過ぎても、というのもあるので、休み過ぎず動き始めた方がいいかなとは思う」と、選手らに求める考えも示した。

 今季は圧倒的な強さを見せつけたが、「常勝」の継承へは個々のさらなるレベルアップが不可欠との強い思いがある。昨年の日本一決定後は走塁改革を大きなテーマの一つに掲げた。リーグ連覇とV5のかかる来季へ向けて「どこを高めたいというよりは、チームとして常に隙のない野球をやっていきたいと思っている。チーム全体というよりは、こういうオフは個人の課題として出してあげることでトレーニングにつなげてもらえれば」と説明した。

 前夜には孫オーナーが喜びを爆発させるのと同時に、早くもV5を熱望した。4年連続日本一を果たしたことで、来季は他球団からの包囲網がさらに強くなることは明らかだ。「年々積み重ねていくものが大きくなればすべきことも多くなる。その上でまたホークスらしさを失わず、新しいものをプラスしていくというのが大事」。これまで以上の抜かりない準備で、連覇の数字を伸ばしていく覚悟だ。(倉成孝史)

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