侍ジャパン稲葉監督 日本シリーズで着目したのは工藤監督の「鬼継投」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 2021年に延期となった東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)が26日、日本ハムの協力のもとみやざきフェニックス・リーグ西武戦(南郷)で約1年ぶりに実戦で指揮を執った。

 指揮官は前日25日まで行われていた日本シリーズもチェック。4年連続の日本一を成し遂げたソフトバンク工藤監督の積極的な継投策に感銘を受けていた。

 三塁側のベンチに、若手主体の日本ハム勢に交ざってビジターの代表ユニホーム姿の稲葉監督が陣取った。新型コロナウイルスの影響で強化試合も組めない状況の中、世界一に輝いた昨年11月のプレミア12以来となる貴重な実戦機会。「テレビ越しとは全然違う。選手の立ち姿、表情だったりを見ながらいろいろできる」。ベンチ入りの野手13人と本番に近い状況下で、代打を送るタイミングなどを細かく確認した。

 ソフトバンクが2年連続で4連勝した日本シリーズも、もちろんチェック。「流れというのは非常に大事だなと感じた」。短期決戦の戦いを熟知し、主導権を握り続けた工藤監督の継投に目を光らせたという。

 「投手の交代が早め早め。リードしていても、ここは点を取られてはいけないと思ったら、どんどんつぎ込んで流れを渡さない」

 第3戦は7回まで無安打だったムーアに代えて、モイネロ、森と自慢の勝ちパターンで完封リレー。第4戦も3回で3点リードしながら2回1失点の和田から2番手の松本にスパッと代え、計7人の継投でつけいる隙を与えなかった。

 小さなきっかけで一気に流れが変わるのが短期決戦。その潮目を見逃さない感覚を研ぎ澄ますため、27日は同リーグ中日戦(SOKKEN)で指揮を執る。 (鎌田真一郎)

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