柳田級の可能性…ソフトバンク2位笹川は「規格外。見たことないレベル」スカウトが描く育成計画

西日本スポーツ 長浜 幸治

■入団合意

 福岡ソフトバンクにドラフト2位で指名された笹川吉康外野手(18)=横浜商高=が28日、横浜市内のホテルで入団交渉して契約金6000万円、年俸600万円で合意した。身長193センチ、体重86キロの大型野手で高校通算40本塁打。映像を見た王球団会長は飛距離を「天性」と絶賛。「柳田2世」の可能性を秘める規格外の素材を、福山龍太郎アマスカウトチーフは「夢の物件」と表現し、V10を目指すチームの軸に成長することを期待した。 (金額は推定)

■6年後は24歳に

 身長193センチ、体重86キロの規格外の素材が、ホークスのユニホームに袖を通した。横浜市であった入団交渉を終え、緊張した小さな声で「ようやく実感がわいてきました」と口にした笹川を、福山チーフは「『夢の物件』になってくれると思う」と表現した。

 目標は主砲柳田だ。「泳ぎながらでも逆方向にホームランが打てる。自分も完璧に捉えられなくても(スタンドに)もっていける選手になりたい」。日本シリーズでも柳田にくぎ付け。「僕のアピールポイントも初球からフルスイングできること」と共通点もある。

 笹川の映像を見た王球団会長も「後から身につかない天性のもの」と飛ばす力を絶賛。「ギータ2世」の潜在能力を、福山チーフも「今年の高校生の中ではスイングスピード、打球の速さが規格外。これまでのスカウト人生で見たこともないレベル」と証言する。

 来年2月の春季キャンプでは、王会長が笹川を直接指導するシーンも見ることができそうだ。福山チーフは「一生懸命練習することが前提だけど、壮大な夢を見せてくれる選手。春季キャンプで王会長はすぐに(指導に)いかれると思います」と予想した。

■春に直接指導!?

 V4を成し遂げたホークスが勝ち続ければ、笹川が24歳になる2026年にV9巨人を超える「V10」に挑戦できる。「チームの目標である『目指せ世界一!』を形にできる可能性がある選手」。福山チーフが語るように、チームの中軸となっている可能性もある。

 柳田級の打者への道を歩むには、たゆまぬ努力を続けるしかない。新型コロナウイルスの影響で部活が休止になった3月ごろからダンベルを使ったトレーニングに4カ月励んだ結果、筋肉量は3キロ増加。休止期間が明けた試合では10本以上の本塁打を放った。

 笹川も「今はまだプロで通用するとは思っていない」と認める。会見では荒金アマスカウトに「もっと大きな声で」と声を掛けられ、福山チーフが「見ての通り全然しゃべれないんですけど」と笑う初々しさを見せた18歳が、努力を続けて「V10」の主役を目指す。 (長浜幸治)

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