ソフトバンク栗原の日本シリーズMVPに2軍の若手が発奮「昨季はファームで一緒の時も多かった」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク4-2DeNA(29日、生目の杜運動公園第2野球場)

 「ネクスト栗原」は俺だ! 日本シリーズMVPに輝くなど6年目で大躍進した栗原陵矢捕手(24)に続こうと、福岡ソフトバンクの若手が鼻息を荒くしている。秋季教育リーグ、みやざきフェニックス・リーグは29日で全日程を終了。新人で初安打、初打点を記録した柳町達外野手(23)や来季支配下2年目のリチャード内野手(21)、三森大貴内野手(21)らが存在感を示した。それぞれの立場で飛躍への足場をつくり闘志を燃やしている。

 昨季1軍で32試合に出場して初アーチを放つなど足がかりを築いた上で大飛躍の今季につなげた栗原の存在が、若手に大きな刺激をもたらしている。みやざきフェニックス・リーグは29日のDeNA戦で終了。3月に育成から支配下登録されたリチャードは早々に来季を見据えた。

 「本当に刺激になりまくりです。すごいです。昨季は一緒に筑後にも多くいたので(活躍が)身近に思えたというか頑張れば自分もと思えた。来季は自分も1軍で本塁打を打ちたい」。今季ウエスタン・リーグで12本塁打、47打点で打撃2冠を獲得した次代の大砲候補は意気込んだ。

 フェニックスでは一塁のほか、最終戦の29日は三塁守備にも就いた。途中から代行で指揮を執った藤本3軍監督は「複数守れた方がチャンスは多くなる」と説明。オフは3年続けて西武山川の下で豪打に磨きをかける予定で、まずは初の1軍昇格に向け激しい生き残り競争に挑む。

 来季5年目の三森も負けじと燃えたぎっている。今季は初の開幕1軍入りを果たしたが定着はならず。それでもウエスタンでは打率3割2分3厘で首位打者を獲得。フェニックスでは18試合で打率3割3分を上回り、3本塁打と長打力もアピールした。

 「長打もあるということを見せられたと思う」と手応えをにじませた三森の今季1軍出場は昨季と同じ24試合。「開幕は同じ1軍にいたけど、周東さんも栗原さんもああやって結果を残してずっと1軍にいる。自分も」と来季のイメージを描き、大飛躍を狙う。

 球団の新人野手で14年ぶりに開幕1軍入りした柳町は、チームが優勝を決めた後に再昇格しプロ初安打と初打点を記録。日本シリーズの40人枠にも入り「いい経験ができた」と振り返った一方で「(1軍)定着はできなかった」と悔しさもにじませる。29日は持ち味の逆方向、左翼線への二塁打をマーク。来季への決意を快音に込めた。

 チームとしても今年の実戦は全て終了。分厚い壁を突き破った栗原に続こうと目を輝かせる若手に、藤本3軍監督は「(レギュラーを)脅かす存在に」と期待をかける。激しいチーム内競争が「V10」を目指す常勝軍団の幹となる。 (山田孝人)

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