水島新司さんにソフトバンク王会長「パの隆盛喜んでいる」秋山前監督「あの秘打素晴らしい」

西日本スポーツ

 1日に引退を発表した漫画家水島新司さん(81)に、ソフトバンクの王貞治球団会長(80)がねぎらいの言葉を送った。

 プロ野球界でも特にホークスへの思い入れが強かった水島さん。王会長は「よく応援していただいた。(野球界の発展に)貢献してくれました。特に南海とかパ・リーグにとって、良かったから。今のパ・リーグの隆盛というか、すごく良くなったことを喜んでくれていると思う」と語った。人気漫画「あぶさん」の主人公景浦安武は南海、ダイエー、ソフトバンクのスラッガーとして描写されており、王会長の監督時代をはじめ実在のコーチ、選手だけでなく、スタッフやマネジャーなど裏方さんも登場。「(最近は)グラウンドには来られてないけど、今までずっと忙しすぎたから、少しのんびりしてください」といたわった。

 ソフトバンク前監督の秋山幸二氏(58)=西日本スポーツ評論家=は「野球狂の詩からドカベンまで、先生の作品はよく読ませていただいた」と懐かしんだ。イメージ力をかき立てられる作品が多く「トレーニングにも役立てた」という。「(ドカベンに登場する明訓高の)殿馬一人の秘打だったかな。『G線上のアリア』なんて素晴らしい。野球選手のみならず、スポーツの世界で想像力を働かせることは体力や技術、メンタルと同様に大切」と振り返った。

 西武時代から交流があったといい「ご自宅が近かったこともあり、西武球場にも顔を出され、かわいがっていただいた。ダイエーに移籍してからも高知キャンプや福岡ドーム(現ペイペイドーム)に足を運ばれて、あぶさんを描く上での取材を丁寧にされていた。観察力も卓越しており、プレーヤーの仕草や癖を含めて作品をよりリアルにしていた」と賞賛。2002年の現役引退時のシーンを含めて何度も「あぶさん」に登場。「腰を痛めながらライトの守備に就いて最後までグラウンドに立ち続けた姿を、きれいに描いていただいた。野球が大好きで愛にあふれた野球人だった。本当にお疲れさまでした」と感謝の思いが尽きなかった。

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